北京から西安へ

巨大ターミナル駅の北京西駅

北京南駅と並んでアジア最大級の北京西駅。中央部は90メートルの高層ビルになっています。

中国南西部、ベトナム、香港などの国際列車も発着します。



X線検査を受けて駅構内へ。

あたりかまわず座っているし、何となく気がゆるめない駅の雰囲気です。



改札は30分前からで、5分前には打ち切られます(ここでも割り込みが多数)



北京から西安への寝台列車

北京西 20:03 → 西安 8:10 Z53次 軟臥


Z53次は列車名です。Z列車はほぼノンストップの列車です。

新空調は冷房がある、軟臥とは柔らかいベッド、4人個室A寝台を指します。6号車12番の上段であることもわかります。

およそ1,200キロですから、東京から博多くらいです。424元=およそ5,300円は日本からすると破格です。中国の旅行会社を通じて手配したので、手数料が上乗せされています。



Z53列車は、軟臥と硬臥(3段寝台でビニールシートのベッド)でおよそ20両編成です。





上下2段の4つのベッドで一つの個室です。今宵のベッドは上段。



個室の入り口、向こうは廊下。天井には荷物スペースがあります。

液晶テレビは電源が入りますが、何も写りません。はしごはなく、足を載せるステップがあるだけで、カーテンはないのです。



ボンバルディアと中国の合作の客車の乗り心地はとてもよいです。

160キロ対応の車両なので、かなりのスピードですが揺れは少ないです。少なくとも、日本の14系や24系とは比較になりません。

寝台車は眠れないという概念を破り、ぐっすり眠れました。

目覚めると西安

西安は、どこか古びた駅です。


「ワタシハ リョコウガイシャデス ヘイバヨウ ツアーアリマス」

断っても断ってもついてくる。駅を出ると、今度はタクシーの運転士、ガイドの客引き攻撃。うんざり。

兵馬俑行きの路線バス

高速道路経由で、およそ1時間。7元=90円くらい。



いっぱいになったら発車です。若い女性の車掌さんが集金に来ます。

適当にびりっと破るのはご愛嬌。



市内をしばらく走ると、高速道路にのります。

高速を下りると、大学らしきバス停で停車。若者の半分くらいが降り、この後、学校の停留所が続きどんどん降りて行きます。

結局、兵馬俑までには5~6人の人しか残りません。バスは冷房が壊れているのか入らず、ニンニク臭い人はいるし。

入り口にある秦始皇帝象(巨大)




入場料110元(1,400円)はかなり高め。タクシー初乗り10元、地下鉄2元、などから考えると5,000円近い感覚。

入場するまでと、入場してからも広くてかなり歩きます。バス停からは30分近くかかります。

メインの一号坑

体育館に復元されている感じです。復元されているのはごく一部です。


昔、王様が亡くなると家来も全員生き埋めにされました。

このままでは国力が落ちてしまう、そこで身代わりの土の人形を一緒に埋めるようになったのです。

この一号坑だけで6000~8000体、完全に復元されているのは1000体程度です。


現代の科学では染料の酸化が抑えられない理由から、発掘がやめられている場所もあります。

すべてが解明されるのはきっと何十年、もしかしたら100年以上後かもしれません。

坑内で修復も行っています。

近くで見ると意外に大きく、身長は2メートル近くありそうです。

二号坑と三号坑

二号坑に行ってみます。元々はこのような状態だったのです。

一号坑を見たときの衝撃はどんどん薄れていきます。


続いて三号坑に進みます。資料館のような展示です。


要人は中に入れるらしい。アノ首相も来たようです。



帰りは雨が降り、傘は預けた荷物の中にあることを思い出します。当然「50元」と日本語で傘を売るおばちゃんたちが出没します。


ふたたびバスで西安駅へ戻ります。次はどのバスなのかさっぱりわからない、不親切なバス乗り場。

ここで待っていると、どこからか運転士と車掌がやってきて乗ったのが次のバスです。






帰りのバスの運転士はド下手。常時ポンピングブレーキ。

西安駅の有料待合室

寝台の発車までの3時間を西安駅でつぶすことになりました。



駅の両側に接している、有料待合室を利用することにします。ひとり10元(130円)で時間制限は特にないみたいです。

係のお姉さんが、やたらとどの列車に乗るか聞いてきます。待合室に入るのにも、いつものX線検査を受けます。

ちなみに、この駅の一部の2階はホテルのようです(外国人はあまり泊まらないような)

40分前になり、駅に行こうとすると呼び止められます。手振りで、まだだ、と言っているようで、あっちで待て、と諭されます。

ここの売店で、常温のビールと、飲み物を購入しておきます。

発車30分前になると、お姉さんが呼びに来ました。

アナウンスも、上海行きの列車と言っている気がします(上海しか聞き取れない)

するとなんと、この待合室から直接駅のホームに向かう通路が開けられたのです。

お姉さん(昔はお姉さんも含む)は駅員の代わりに、きっぷにはさみを入れます。だから、X線検査があったのです。

北京西駅の時のように、殺伐とした駅で犯罪におびえて待たなくて済みました。

外は雨でしたし、3時間いられて、この扱いで130円は安かったです。