大阪からフェリーで四国に入ります
大阪南港フェリー埠頭は、ニュートラムの南港ポートタウン線フェリーターミナル駅からすぐです。
大阪南港 22:00 → 東予港 6:00 四国オレンジフェリー「おれんじ7」※現在は新造船で運航
2等寝台を利用
中国の寝台列車と違い、カーテンがあるのでかなり快適。ただ、そのせいで冷房が効きません。
食堂に行き、アジフライ定食とビール(大瓶510円!)で遅い晩餐。
袋物、レトルトに頼らずと謳っているだけあって、大きなアジの切り身のフライでおいしい。
フェリーで快適に過ごし、朝は少し早い6:00に到着します。
JR壬生川駅までの無料バスが運転されています。7:00まで船内休憩をすることもできます。
全長156m 9917トンのオレンジ7 乗用車42台、トラック122台、旅客定員最大958名
いよいよJR四国一周のはじまりです
ハマトラベルで扱える、JRでは売っていない「JR四国全線フリーきっぷ」
特急の普通車自由席に乗車でき、当日に空席があれば、指定席券も発券できます。つまり、朝に行けばその日のすべての列車の指定席券が取れるのです。
JR四国の特急列車は指定席が少なく、1号車の半分だったり、数列しかない列車もあります。 宇和海7号には1号車の1~7番しか指定席がありません。その為、指定席が混んでいて、自由席はガラガラということも多いです。
宇和島は勝手に抱いていた印象とは違い、ふつうの街でした。
宇和島駅
宇和島自動車の営業所があり、横浜・東京行きのバスの宣伝が。バスで帰れるんだ…
本数が少ないJR予土線(伊予と土佐を結ぶから)四万十トロッコ号。
予土線には日にち・期間によって、二種類のトロッコ列車が運転されます。
- 四万十トロッコ号…もと特急車両キハ185系(トイレ付き)+気動車改造のキクハ32系(トロッコ車両)
- 清流しまんと号…定期列車のキハ54系(トイレなし)+貨車改造のトラ45000系(トロッコ車両)
つまり、かたや特急車両+改造車、かたやトイレなしロングシート車+貨車の改造なのです。
2時間半以上かかり、観光列車でもある車両にトイレなし車両を運用するJR四国はいかがなものか。11時台の次の列車は15時台なのに。
先頭車両キハ185-3000番台
トロッコ車両 キクハ32-501
思ったよりも川幅は狭いですが、日本最後の清流と呼ばれる、四万十川はきれいです。
JR四国初の振り子式特急車両
高知県に上陸。
夜は土佐の名産、鰹のたたきを食べました。
土佐の名物、はりまや橋。あやうく見落とすところでした。
すぐ横にあるパチもの。
土佐電(とでん)全線乗り尽くし、高知を後にします。
車窓には吉野川の渓谷美、目が離せません。
おおぼけ、こぼけ。
土讃線と徳島線が交差する要所、阿波池田。
祖谷渓の観光の拠点でもあり、ボンネットバスの定期観光も運転。
徳島線にはかつて、急行吉野川が走っていた名の通り、吉野川に沿って徳島を結びます。
国鉄形気動車キハ185系。北海道、九州とここ四国に残ります。
アンパンマン車両連結。内部はじゅうたん敷きの遊ぶスペースと狭い客室。
種車はグリーン車なので足置きまであり、シートは快適。指定席で指定はできましたがお子様が…
阿波踊りツアーから、徳島はちょうど一年ぶりです。
2000系のモデルチェンジ車、N2000系。うずしおのほとんどが、この車両。牟岐線と並ぶ。
普通列車で2時間30分以上かかるが、特急だと1時間数分なのは振り子車両の恩恵。
高松に到着。
未乗区間の琴平~佃間に乗るために、もう一度阿波池田に向かいます。
夜も更けてしまいました。今回の旅では、電車特急に乗る機会がありませんでした。
高知行き「しまんと」と、松山行き「いしづち」
宇多津で岡山からの南風25号と連結します。
アンパンマン列車で運転。
アンパンマン列車についてはこちら
21時を回った阿波池田駅は、寂しいのひと言。
なんとなく50分過ごし、この旅最後の列車。
1号車はグリーン席と指定席の半室構造。
終電も見送り、高松駅も到着列車のみです。
瀬戸大橋について
瀬戸大橋を管理しているのはJR四国で、JR四国最大の観光スポット。
運転席と同じ視点
JR四国スタフ
観光ではそれほどの集客力をなくして、通勤や出張に力を入れてきています。
このあとに、明石海峡大橋、しまなみ海道が建設されました。
明石海峡大橋は、四国へというより、淡路島への橋といった感じですし、最後のしまなみ海道は本当に必要だったのでしょうか。 橋やトンネルなどの巨大構造物は、計画から完成まで50年かかることもざらですが、50年後の社会情勢など読めないのではないでしょうか。