札幌で地下鉄と市電全線に乗車 後編

どんより曇りの朝、最高気温は8℃の予定。

真下は北海道大学、遠くの山にはもちろん雪が残る。

今日もドニチカ(一日乗車券)を購入して、さっぽろ駅からスタート

札幌市交通局より

東西線は全線完乗した。まずは南北線からいってみよう。

案内にあるとおり、南北線と東豊線は離れていて(370m)ショッピングモールを完全に突っ切るようにしてやっと東豊線のりばがある。一日乗車券なので関係ないが、乗り換えるときは最短経路で乗り換えないと運賃が二度引き落とされるそうだ。つまり、同じ駅を二度通らないように乗り換えればいいだけ。

遠回りになって運賃が二度必要になる場合。

札幌市交通局より

上図の場合はさっぽろ駅で乗り換えないといけないということ。

南北線を北上して麻生へ

北海道医療大学(旧東日本学園大学)に進学した同級生がいたので、手紙を書くことがあった。麻生と書いてあそうではなく、あざぶなんだよと。

あざぶではなく、あさぶだった。どこのフリガナもあさぶだったので、あさぶなのだろう。
もう30年も前の話だ。

駅前に数年前に覆面調査でさんざん通った高田屋があった。ここにも誰か調査員が来たのだろうか。

ホームドアから乗りだして写真を撮る。見つかると怒られそうでハラハラ。

南北線を一気に真駒内まで折り返す。

3M(円山・宮の森・真駒内)といわれる高級住宅地らしい。

1970年の札幌冬季オリンピックではアイスアリーナ会場や選手村があった。オリンピックの開催に合わせて地下鉄が建設された。

定山渓温泉へは定山渓鉄道があったが、1969年10月に廃止。昭和48年に社名をじょうてつに変更した。現在でも東急電鉄が58%の株を取得している。


(じょうてつより)

誰が見ても東急のマーク。

東急バスの観光タイプと同じカラーリング。

ベランダではなく室内にもの干し場がある。

札幌東急ストアだったが買収された東光ストアがあったので、生鮮食品を見てみる。

横浜ではこの状態で売られていることが少ないが、徳大サイズ(もちろんお刺身可能)がひとつ入っていて、全部で3個入っているものが500円しない。青森も安かったが、さらに安い。

噴火湾産の牡丹海老は6尾はいって498円だった。横浜のお店で食べたら1尾400円くらいする。

特大ホッケも398円、海産物が安い。買って帰れないのが残念。それでも何とか富良野産アスパラガスだけは買って帰る。

再び駅に戻って最後の東豊線を目指して大通りへ

真駒内駅を含めて4駅は地上区間。

南北線の線路(真ん中)はT形で、第三軌条から集電し、東豊線と東西線は一般の線路のような線路で、パンタグラフで天井から集電する。

南北線は、子どもの頃に鉄道の図鑑に載っていた、札幌の地下鉄はゴムタイヤで走っているという説明と共に乗っていたこの車両。

Wikipediaより

この車両は1999年まで走り、二代目が2008年に引退し、現在の車両になった。

地下鉄とはいえ、全車冷房装置が搭載されていない。今は網ではなくパイプだが、網棚もない。

大通駅に向かうが、途中中の島駅があった。

♪あ~ああ~あここは札幌 中の島ブルースよ~の中の島だ。降りても特に何もないだろうと降りずに大通駅へ。

大通駅で乗り換えるのも能がない、町を見てみようとひとつ手前のすすきので降りた。 降りるとすぐに地下通路で、となりの大通駅まで歩けるようで、こちらの方が面白そう。

ポールタウン

札幌駅まで1900mの直線で日本で最も長い直線の地下街だそうだ。

大通駅で地上に出ると、ちょうどテレビ塔があった。

高さ147.2mで、昭和32年に建設された。電光時計は松下幸之助の発案で時計をつければ必ず見てくれると、Panasonic(当時はナショナルだろう)から寄贈された。東京タワーを見慣れていると、なんか寸胴な感じ。

大通駅から東豊線で北上、栄町へ

反対側にはファイターズのラッピング車両が来ている。南の終点福住は、札幌ドームの最寄り駅。

隣にイオンがあったので、おみやげを決める。おみやげは最後の乗換駅である新さっぽろのイオンで購入予定。といっても、今回お世話になった友だち一人分だけ。

栄町から再び東豊線で一気に終点福住へ

札幌ドームの最寄り駅でもある。

これで札幌市営地下鉄全線に乗り、起終点駅はすべて地上に出た。

東豊線で豊平公園へ戻る

最新車両の9000形。路線も最新だが4両編成と短い。

札幌市営地下鉄では全線に専用席がある。優先席ではなく専用席なので、高齢者以外はほとんど座らない。元々は優先席だったらしいが席を譲る人が少なかったので専用席になったそうだ。本当に誰も座らず目の前に立つのでちょっと異様。

豊平公園では最後の目的

Bリーグ試合観戦二日目。

昨日で感覚はつかんだので気が楽になった。スマホチケットなるもので、係員に見せると500円玉より少し大きいくらいのスタンプのようなもので画面にタッチすると、画面が入場済みのようなスタンプが押されたように変わる。

おねーさんの指示と大きな画面を参考に応援する。攻撃も守りもいつも応援するのは野球と大きく違う。

また2点差で負けた。

会場を後にして、東豊線で大通駅で南北線に乗り換え、新さっぽろへ。

これで市営地下鉄の旅は終了。

イオンで買い物をして、JR新札幌から快速エアポートで新千歳空港へ。

ロングシートの733系がやってきた。ほとんどの人がちょうど座るくらいの乗車率。

搭乗口に向かうと、なんと前の便!80分遅れ!

乗る予定の便の案内は全くないので聞いてみると、成田空港の強風で遅れが発生しているそうだ。出発が1時間近く遅れる模様。そうなると、終電の余裕がなくなり、自宅まで帰れるか微妙な時間帯に突入しそう。

GK124 新千歳19:55→成田21:20
→新千歳20:50→成田22:30

CAによると、成田空港時刻は離陸から1時間25分後だと。離陸までずっと時計を見つめる。離陸したのが21:10だったので、22:35頃到着だろうか。

横浜まで帰れる京浜東北線に乗るには、アクセス成田(東京駅行きバス)の最終22:45発に乗らないといけない。

機長のボソボソして聞き取りにくいアナウンスが流れる。成田空港到着は21:40~21:45頃だと。彼の言う21:45は、飛行機がスポットに到着して座席ベルトサインが消える瞬間の時間。同時にバスが出る時間ではないか。

機内にあったジェットスターチケットという冊子を見ると、もうひとつのバスである東京シャトル(トイレなしバス)は22:50とさらに23:10まであることが判明。最悪でも東京シャトルの22:50には乗れそうな感じになってきた。

結局、22:30に着陸、すごいスピードでスポットに移動して外に出たのが22:38頃。

そこからバス停まですごく遠い。5分以上走って、バスはもうすぐ出ますよ~と周囲に言っている状況。既に6名乗っていたが、今回もいちばんに降りて、走って抜かれた記憶はないので同じ飛行機からこのバスに乗った人はいなかった。

東京駅には余裕の23:55頃到着して、終電の三本前の電車でゆったり帰ることができた。

一泊というのは何ともせわしいが、とても充実した二日間になった。

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