月別アーカイブ: 2014年3月

浜離宮恩賜庭園

 

お花畑の菜の花を楽しんだあとは園内の散策です、春の花が咲きそろうまでにはまだ少し早かった
ですが暖かい日差しは春に感じ、ワクワクする気分でした。

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白木蓮はかなりの大木で花は少し上ですが、青空にくっきり浮かぶ白が印象的でした

 

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こちらのアセビは白色です

 

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花桃は蕾が膨らんでピンク色が見えています

 

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花木園で一番目立っていたのはこの寒緋桜でした

 

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濃い色のこの桜は下向きにこんな開き方をします

 

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サンシュウ

 

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園内には梅の花も見られますが、もう時期は過ぎていました、お茶室のようです

 

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「潮入り池」に架かる「お伝い橋」を渡ります

 

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東京湾の海水を引き入れています

 

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水辺の散策は心地よいものでした

 

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「中島の御茶屋」 江戸時代の大名庭園などに設けられた園遊接待のための施設です、将軍をはじめ
奥方、公家たちがここで庭園の眺望を堪能した休憩所だそうです

 

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こちらでお茶がいただけます

 

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テラス席でお抹茶をいただきました

 

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テラスからの眺め、対岸には松の御茶屋、11代将軍家斉の時代に建てられた茶屋群のひとつ、
戦災で焼失、残された礎石や遺構を調査、史料に忠実な建築により復元されました

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お伝い橋から見た「中島の御茶屋」

 

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通路の脇は東京湾

 

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東京湾から海水を引き込む水門、海水の出入りを調整しています
東京湾の潮の干満を利用して池の水位を上下させ、庭の趣に変化を持たせるように造られています。

 

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「庚甲堂鴨場」 鴨場とは野生の鴨などなどの水鳥を遊猟するための場所のことです

 

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飛来した水鳥が休むための大きな池と幾筋かの引き込み水路からなっています、小覗きから鴨の
様子をうかがいながら、ヒエやアワなどの餌とおとりのアヒルで引き掘りにおびき寄せ、機をみて土手の
陰から鷹や網で捕らえるという猟を行っていました。

 

 

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周囲が3mほどの土手で囲み草木を植えて人の気配を感じさせないように造られています

 

 

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小高い「御亭山」に上り

 

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潮入りの池を眺めてみました、お伝い橋と中島の御茶屋がきれいでした。
この池にはボラ、セイゴ、ハゼ、ウナギ、カニなどが生息しており、秋・冬には、多くの鴨類や
ユリカモメなどが飛来するそうです。

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次の黄色の花はタンポポでした

 

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帰り道の「中の御門」近くのソメイヨシノの蕾は少し膨らんで見えましたが、
まだ一輪も開花していませんでした。
暖かい日が続き、この2日後には東京の桜が開花宣言されました。
いよいよ楽しみな桜の季節ですね。

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中の御門(この門は使われてません) 通用門として時代によりその役割が変わったようです。

大手門より庭園に入り中の御門より出て、最寄り駅の地下鉄大江戸線汐留駅に向いました。
「浜離宮恩賜庭園」は都立文化財9庭園のひとつです。

 

 

浜離宮恩賜庭園の菜の花

 

恒例の浜離宮の菜の花が終わりに近いのではと気になり、開園時間に合わせて出かけたのは23日。

 

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築地川に架かる大手門橋を渡ると庭園の大手門口に出ます。

 

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枡形の大手門口です。
江戸時代には江戸城の「出城」としての機能を果たしていた徳川将軍家の庭園です。

 

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大手門を入るとすぐ目に付くのは「三百年の松」
今から300年前六代将軍家宣が、庭園を大改修したとき、その偉業を讃えて植えられた松です。
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内掘の小さな橋を渡るとお花畑が広がります。 朝この向きは逆光でした。

 

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お花畑の向こう側に回ると、都会の真ん中の庭園と分かります、菜の花は間に合いました。

 

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少し目を移してもビルが背景になります。

 

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花の中の道を歩くのは心地よいものでした。

 

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鮮やかな黄色は春の代表の花の色です。

 

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中ほどに見える小さな影はちょっと大型の小鳥たち、花にとまっているように見えます。

この日は都会の真ん中でも静かで自然がいっぱいの庭園の散策をゆっくり楽しみました。

 

河津桜と寒桜

 

早朝に歩いている近くの木場公園、そのすぐ横を流れる大横川の川岸に植えられた河津桜が
満開のように見えたので、晴れた日に見に行きました。

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河津桜は濃いめのピンクで、花が長く見られます、ここのはまだ若木です。

 

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伊豆の河津が発祥の桜ですが、まだ20年ほど前から見られるようになった
花だそうです。
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その始まりは河津にあった1本の桜の木からです。
始めはその木の500個の種を蒔いて発芽したのは7本だったとか、
1本の木では受粉がゆまくゆかなかったそうです。

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山桜系の木に接木をして苦労の末、河津で現在の数にまで増やしたそうです。
何故1ヶ月近くも咲くかといいますと、ひとつの花が開いているのではなく
次々に咲くので長く見られるということでした。

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小さな橋を渡るとそこの河津桜はややうすいピンクなのです。

 

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遠くから見てもその違いがよく分かります。

 

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河津桜は80歳代の男性の情熱と研究心が見事に作り上げたとテレビで知りました、今も現役で
河津桜を育てていらっしゃるそうで、多くの方が関わっているのでしょうが、花をいとおしげに見上げる
目が印象に残りました。

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初めて知った河津桜の情報でした。

 

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今年も見事に咲きました。

 

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水仙とクリスマスローズ   せっかくなので、公園の花壇も見て帰ることにしました。
この季節はまだ種類は少なかったです。

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大きなミモザの木が2本あったのですが、台風で倒れてしまい、若木が育てられていました。

 

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白の山茶花

 

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見事に真っ白な山茶花はいつものように上品な花を咲かせていました。

 

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公園内の大寒桜です、明るくなり始める朝、この下を通ると蜜を吸いにきた
小鳥たちの声で賑やかです。

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ソメイヨシノに近い花、この花も長く見られます、今年は開花が少し遅かったようです。

 

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こちらは大寒桜のすぐそばに咲く八重の梅の花です。

我が家近くの木場公園にも春がきたようです。
夜が明けるのがだいぶ早くなりました、今朝は澄んだ空に半分ほど欠けた月がひときはきれいでした。

(3月16日撮影)

 

老舗中国料理店

 

1軒目の中国料理は名菜 「銀座アスター」
モボ・モガがそぞろ 歩く銀座に生まれた創業80年の老舗中国料理店。

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妹と新宿に出かけた折に伊勢丹店に寄りました、ランチセットです、前菜の麺の様な細切りは豆腐です

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温かいスープは優しい味

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お馴染みの黒酢酢豚、このお店のこれは外せません、甘酸っぱさが食欲をそそります

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もうひと品は酢豚と好相性、塩味の海鮮炒め、ご飯と漬物が付きます

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デザートは好物のタピオカ入りのココナツミルクを選びました。

妹と二人でおしゃべりも楽しみ、お料理も楽しみました。
老舗の中国料理店もう1軒は

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ホテルオークラの広東料理店「桃花林」の日本橋室町「YUITO」店

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この日、友人といただいたのはランチコース料理

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前菜は三種令菜の盛り合わせ

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蟹の卵入りフカひれスープは鮮やかなオレンジ色

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牛肉炒め 中国黒豆味噌ソース  牛肉によく絡んだソースが絶品でした

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野菜と腸詰め炒め  腸詰めの香と野菜が好相性のひと品

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海老のチリソースとマヨネーズ和え 二種の味の海老料理、これは二人分ですがボリュームたっぷりで、
二種の味を一度に食するのは始めて、どちらも美味しくてお箸がすすみました。

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中華風粽 もち米に具の味がしみて美味しいこと、大好物の一品

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フレッシュフルーツ入り杏仁豆腐 杏仁豆腐が柔らかくてもちろん好相性

爽やかな春色のようなデザートで終わる豪華なランチ、ご馳走様でした。

 

クリスマスローズの世界展

 

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池袋のサンシャインシティで開催されたクリスマスローズ展に今年も出かけました

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数点の大作のあとに可愛い鉢に植えてあるクリスマスローズが展示されています

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公園でよく見かけるクリスマスローズとはだいぶ違います

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それぞれ丹精こめて育てられた作品ばかりなのでしょう。
各賞に選ばれた作品も展示されています。

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花こころ賞

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優秀賞

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優秀賞

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最優秀賞

賞を取った作品の一部ですが、小さな花が多く、クリスマスローズでないような感じです。

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これは絞り模様が美しい花でした

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個性的な花が多いです

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私の中ではクリスマスローズらしいひと鉢

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トランクに寄せ植え

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寄せ植えの作品も素敵でした。

それぞれ出品される方々のクリスマスローズに対する愛情がうかがわれ、いつも思うのですが
今回も賞を取られた方々との差は私にはまったく分かりませんでした。
希少な種類(花)なのでしょうか、次回は是非質問してみましょう。

(2月21日撮影)

向島百花園の梅の花

 

朝のうちの曇り空が青空に変わった日、梅の花が満開と知り、
大好きな向島百花園に出かけました。

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墨田区東向島にあるここは、江戸の文化が花開いた文化・文政期
(1804~1830)に花の咲く草木観賞を中心とした花園として開園されました。

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一説では「四季百花の乱れ咲く園」という意味でつけられたとされます。
この木戸を通る時、どんな花を見せてもらえるかいつもワクワクします。

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この日は梅の花が目的、白加賀が満開に近く、上品な花を咲かせていました。

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青空になってから出かけたのが正解でした

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園内からは梅越しにもスカイツリーが見えます

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紅白の共演も見られます

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開園当初は360本の梅が主体だったそうです

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ピンクの花も見られます

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松の雪つりが外される頃になりました

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お茶会が開かれる部屋もあります

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「福禄寿尊堂」横でも紅梅が満開でした

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大きな椿の木もあります、”わびすけ太郎冠者”という札が下がっていました

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趣のある椿です

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気付かずに通り過ぎてしまいそうな小さな花を見つけました

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白とピンクの”ゆきわりそう”でした

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こちらは”福寿草”

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梅の木下には水仙、花の少ない季節に可憐な花を見せてくれます

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忙しく蜜を吸っていたのは

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メジロでした

向島百花園では四季を通じて花が見られます。
現代に残る江戸時代の花園はいつも魅力的です。

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自宅に帰るにはスカイツリーの前でバスを乗り換えます、業平橋の袂の
河津桜が咲き始めていました。

2月は寒い日が続き梅の開花も少し遅かったですが、日差しにちょっぴり
春が感じられ暖かい気分になれたひと時でした。

(3月1日撮影)

 

 

沖縄旅のあれこれ

おなじみ「牧志公設市場」は楽しみでした、めずらしい魚介がいっぱい!
活気があります、買った魚は2階で調理してもらえますが、食事時でなかったので残念でした。

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カラフルな魚が並んでいます

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魚も海老も大型です

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そして貝類も大きくて、初めて目にするものが多かった。

公設市場はテレビの映像などでよく見ることがあるからか、雰囲気など前に
来た時とぜんぜん変わってないように思えました。

 

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車で通りかかった米軍キャンプは広大でした

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この道の駅屋上で基地飛行場を見渡せる場所がありました

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ひっきりなしに離着陸します

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オスプレイは見えませんでした

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こんな光景も見かけます

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この中も基地です

 

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公園や街路樹でよく見かけた木は、モモタマナといい手のひらほどもある葉に
実を付けていました、熟した実は食べられるそうですが、地面に硬い実がたくさん
落ちていました。  別名はコバテイシ。

 

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沖縄県立博物館・美術館に立ち寄りました

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外にあったのは大きな作品でしょうか

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知らずに入ったこちらは裏口のようでした

 

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総合展示場には、大小40の有人島と120余りの無人島で構成される沖縄の湿潤な亜熱帯の自然や
そこに生きる人々の暮らしや文化など紹介されています。

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ー訪ねくる神々ー    沖縄の海の彼方から神が訪れて恵みをもたらすと
信じられています。
毎年祭の時に仮面仮装で登場し人々と交流したあとに帰ってゆきます、
この神を来訪神といいます。

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糸満漁民と沖縄の漁法は明治時代に大きく発展します。糸満で大型飛び込み漁法が開発されたのです。
これは20人ほどの漁師が素潜りで魚の群れを網に追い込む漁法。

それ以降糸満漁民は日本本土や小笠原諸島、フィリピン、南洋諸島に進出して活躍するようになります。

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おなじみの三線は中国南部福建町由来の弦楽器です。
三弦(サンシェン)がその起源、16世紀に入って琉球から泉州(大阪府南部)堺に伝わり日本本土の
三味線の起源となりました。

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博物館でずっと耳に残っていたのは魚の行商の売り声でした

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コーンチョーラニー
(買わんかね~ 糸満から持ってきた新鮮なお魚ですよ~)
コーンチョロー  コーンチョーラニーとすっかり覚えてしまいました。

中国、日本との間で花開いた琉球文化、沖縄の島々は海によって互いに隔てられると
同時に海によってアジア太平洋地域と深く結び付けられてきた。

島には固有の自然があり、人々の営みがあり、そのひとつひとつが沖縄県の特徴ある
自然・歴史・文化を形作っています。
島に息づく豊かな自然と島を取り巻く海を媒介とした人々の営みが紹介されていました。広い館内は見応えがあります。

 

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博物館があった”おもろまち”駅の近くには免税店がありました

 

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世界中のブランドショップが揃っているようでした、買ったものは外国の免税店のように帰りに空港で
受け取ります。

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前回建設中だった沖縄都市モノレール(ゆいレール)は那覇空港から乗れて便利でした

 

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首里までの15駅を30分ほどで結びます
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先頭車両に乗ってみました
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2両編成の可愛い乗り物です、高いところを走りますから眺めは抜群、
道路の渋滞がひどい市街地の便利な乗り物でした。
2019年には首里から先に4駅ほど延長されるそうです。
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こちらは那覇港、大きなフェリーが停泊中でした
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こちらはA” LINE 東京有明と那覇を結ぶフェリー
有明を17時に出発、志布志、名瀬を経て那覇に着くのは3日後の19時だそうです。
沖縄に滞在は1月末の4日間、前半2日間はゆいレールで巡り、残り2日間はレンタカーで巡る旅でした。
街の大型スーパーは興味深く、那覇の人たちの生活を垣間見るようで楽しかった。
素敵なレストランや本場の沖縄料理もいいですが、ワインや泡盛に珍しい食べ物などを買い込んで
ホテルでゆっくり寛いで食べるのもいいものでした。

帰宅後銀座の沖縄アンテナショップ”わした”に何回か通いました、沖縄食材が何でも手に入るお店です、
今が旬の島ラッキョウを塩漬けにしたり、食いしん坊の私は沖縄旅の”食”の余韻をまだ楽しんでいます。

 

沖縄の料理と泡盛

沖縄の郷土料理も最近は東京でも食べる機会が多くなりました。
何種類か本場の味を食したので紹介しましょう。

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山羊料理店「美咲」 東京では知らなかった料理、ためしてみる事にしました。
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オーナーのおばちゃん(美咲さんという名前ではありません)
このおばちゃんと地元のお客さんが話しているとまったく意味が分からなくて
外国語のようでした。

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息子達は下調べがしてあったようですが、一口目は恐る恐る食べた山羊肉のお刺身、赤身の豚肉の
ような触感ですが、意外に臭みも無く食べられました、薬味はヨモギ(ふーちばー)の葉です。
真ん中の皮付きのような部位は少しくせがありました、もちろん新鮮な肉というのは分かります。

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おばちゃんお勧めのひと品は”人参のしりしり”、これは是非食べたかった料理でした、黒色のは
きくらげの細切り、そして卵、これが美味しくてびっくり!
人参の甘みが程よくて炒めてあるせいか人参くささも無く、薄めの塩味が絶妙でした。
出てきた時は驚きの量でしたが3人でぺろりと平らげました、もちろん泡盛のおともでいただきました。

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これがうわさの”山羊汁”   2時間ほど煮込んで作るそうです、ここにもたくさんの薬味はヨモギ。
二人は大丈夫でしたが、残念ながら私はちょっと食べにくかった、始めて食べる人は苦手という人も
多い料理のようです。

山羊料理(ヒージャー)は特別な日に食べることから縁起物とといわれています。

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油味噌で食べる島ラッキョウはちょうど旬の季節のようで辛味も少なく
美味しかった。
やみつきになり帰宅後銀座のアンテナショップ”わした”で買い、塩漬けにして
食べました、このときより少し大きめですが、切ってある上の葉の部分も
さっと湯通ししてヌタにしたら美味しかったです。
この日は泡盛もすすみました。

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こちらはドライブ中にランチで立ち寄ったところの沖縄そばですが、ここも美味しいお店でした。

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ゴーヤーチャンプルー、10数年前に沖縄で始めて食べたのですがその時はゴーヤーも食べなれてなくて
苦味が美味しいとは思えませんでしたが、今では苦味も美味しさになりました。

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これはイカ墨の炊き込みご飯、炊き立てで見た目から想像できない美味しさでした。

「海の駅」内のお店でしたが、思いがけなくどの料理も美味しくて、あまり期待してなかっただけに
嬉しいランチになりました。
後で気がついたのですが、どの料理も薄味なのです、山羊料理もタコライスも、外食したものほとんど
薄めの味付けで濃いと感じる料理はありませんでした。

 

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利き酒師の資格を持つ息子と泡盛の醸造所にも行きました。

古都首里の東は泡盛作りに欠かせない水の豊富なところで、その一角に
昔の伝統を少しも変えることなく泡盛作りを100有余年守り続けている
「咲元酒造」を見学しました。

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原料はタイのインディカ米、蒸し米を45℃に冷やし、黒麹菌を散布し、充分に
繁殖させ3日目に水と酵母を加えて発酵させると約15日から25日で発酵が
終わる。

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蒸留して泡盛の原酒が分離されるが、アルコール度数が50%~60%と
高いので45%以下に水を加えてタンクやビンで貯蔵する。

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酒の質(味と香り)が毎日変わってくると案内の人は強調されました。
低温発酵、低温蒸留の泡盛です。

首里城を一人で散策する前だったので試飲はほんの少しにしました。
沖縄料理とともに楽しみたいですね。

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もう一軒首里最古の蔵元を見学しました。   ゆいレールの駅から見た街の家並み
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「瑞穂酒造」の天龍蔵      創業は嘉永元年(1848年)

泡盛は今から約600年前に沖縄で造られるようになりました。その製法は、南蛮との交易を通し
シャム(タイ)から伝来したと云われています。

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江戸時代までは、琉球王府の庇護のもと焼酎職という特別の職人によって造られ、厳しく管理されて
いました。    手前の床の木の蓋の中は何かと思いましたら・・・

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中には泡盛が貯蔵されていました。 戦後貯蔵用の地下タンクを手掘りで作り
古酒造りに情熱を注ぎ、”古酒の瑞穂”と称されるほどになったとか。

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古酒は年月を重ねるほど旨い。30年以上経た古酒ならば薄く黄金色を帯び
気品のある風味となる。

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そのような古酒は、杯を重ねないのが作法である。貴重な酒の貴重な1杯は悠久の時を越えて
心を潤す。この豊かな時の恩恵こそが確かな味わいとなる。

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泡盛とは、沖縄県特産の米焼酎のことです。
その特徴は、黒麹菌を使用、全麹仕込みであり、一定期間カメやタンクで
熟成させる。  (一般の米焼酎は白麹菌を使用しているそうです)

販売コーナーには古酒がずらりと並んでいました。
丁寧な解説による案内で泡盛の認識を新たにした蔵元見学でした。

 

沖縄の美しい海

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那覇空港に着陸する時、眼下に見えた美しい海に期待が高まりました

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ドライブの途中立ち寄ったのは、ニュースなどでよく耳にする辺野古の海岸

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海岸近くの建物、辺りに人影もなく聞くことは出来ませんでしたが、集会所でしょうか南国的でした
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沖縄本島中部の”海中ビーチ”からの景色
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沖縄石油基地がある平安座島に向う海中道路から見えた海の色は美しかった
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平安座島からみた橋
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道の駅ではスターフルーツやドラゴンフルーツ、パイナップルなどのトロピカルフルーツも売っていました、
ここはビーチにも出られて、貝殻など拾ったり、若いころに戻ったような気分のひと時を過ごしました。
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パイナップルに似たような実が生るこれはアダンという木
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この岩場には洞窟があるようでしたが、景色と海の色を楽しんで移動
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平安座島から宮城島そして伊計島に渡りました、島のビーチは夏には賑わうのでしょう
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北部の美ら海水族館のビーチ、1月末とは思えない20℃を越す初夏のような気温に外が心地よかった

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前回ゆっくり見学した水族館、この日は外の展示を楽しみました、数種類の海亀が見られます
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白く見える砂浜は産卵場所、小亀がいっせいに海(水槽)に向うのでしょうか?それな無いかしらね
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水槽はガラス越しにも数種類の海亀が間近に観察できます

沖縄滞在3日目は本島の北部では桜を楽しみ、中部では真っ青な美しい海を堪能しました。
(1月30日)

 

 

「首里城正殿」と「石畳の道」

沖縄首里城は那覇空港から”ゆいレール”(モノレール)で終点の首里駅下車、
始発の那覇空港駅から約30分ほどのところです。

前回の続き首里城の書院、奥書院は新しい建物でした。

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奥書院は国王が執務の合間に休息した場所です。

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政治を行う「表」に対し、居住スペースであるのは「内」の空間です。その境界は
近習詰め所と黄金御殿の間にありました。

表から内へ用事がある場合、近習詰め所の”鈴引”と呼ばれる小座敷で縄を引き、
女官や妃の近くにある鈴を鳴らして合図した。
内から表へ用事がる場合は、内側で縄が引かれ「御茶煮詰」(おちゃにづめ)の
廊下の鈴が鳴らされ、取次役が用件を受けた。

正殿内

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国王が唐衣装で椅子に座り、御庭に並ぶ諸官とともに儀式を執り行った部屋。
(唐破風造り屋根や龍に囲まれた格式ある建物の御庭に面した小部屋です)

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1階は下庫理(しちゃぐい)と呼ばれ、主に国王自ら政治や儀式を執り行う場でありました。

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玉座の前にも一対の龍と柱にも龍、正殿には多くの龍が棲んでいます。

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「御差床」(うさすか)  中央の華麗な部分が「御差座」と呼ばれ、政治や儀式の際に国王が出御する
玉座です。 左右には国王の子や孫が着座した「平御差床」がある。

うしろの障子を開くと奥に国王専用の階段がある、国王はこの階段を使って2階から出御します。

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2階は「大庫理」(うふぐい)と呼ばれて、日常的には王妃や身分の高い女官達が
使用した空間であった。2階にも御差床がありました。

3階は通気を目的とした屋根裏部屋です。
正殿内は鮮やかな朱色が美しい格式のあるものでした。

 

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帰路は往路と違う門を出ました。
うえきもん 別名「寄内御門」(よすふぃちうじょう)ともいい、創建は15世紀頃と
伝えられます。

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寒水川樋川(すんがーひーじゃー)  瑞泉門前の龍樋と並んで首里城内の
重要な水源でした。 生活用水のほかに防火用水としても利用されたそうです。

 

首里城を出て前回行かなかった、金城町の石畳道へ行きます。

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首里城を起点とした官道であったが、沖縄戦で大半は破壊され、金城町の
238mの区間が首里城石畳道として残っていている。

この道を行くとき、学校帰りの小学生と一緒になり話を聞いたら「ここは出るよ!」
「何が?」と聞いたら「お化けが」・・・   かなりの急な下り階段に帰り道の方が
怖い気がしました。

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近世以前の石垣も多く残っているそうです。

 

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琉球石灰岩の平石を敷き詰め、何世代もの人々の往来で滑らかになって
いる道は美しく歴史を感ずる道でした。

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沖縄らしい門構えの民家も見られました。

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こちらはNHKのドラマ「ちゅらさん」で自宅外観のモデルになった家だそうです。

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石畳の道を下りましたが、帰り道は全部上り道、少しきつかったです。
往きに気づかなかった石畳の道入口に「日本の道100選」という碑がありました。

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街中でもここ首里城でも見かけたハイビスカス、この季節(1月末)でも
見られて驚きました。

 

首里城の創建は14世紀頃といわれていますが、詳しい事はわかっていません。
その後、1406年に、尚巴志が琉球王国支配のための居城として以来、1879年、
最後の国王・尚泰が明治政府に明け渡すまで、約500年にわたって琉球王国の
政治・外交・文化の中心として栄華を誇りました。

首里城には中国や日本、東南アジアなどの交易から様々な文物がもたらされ
琉球独特の文化が花開きました。

1945年の沖縄戦で灰となった首里城は、1992年沖縄本土復帰20周年を
記念して復元されました。