お花畑の菜の花を楽しんだあとは園内の散策です、春の花が咲きそろうまでにはまだ少し早かった
ですが暖かい日差しは春に感じ、ワクワクする気分でした。
白木蓮はかなりの大木で花は少し上ですが、青空にくっきり浮かぶ白が印象的でした
こちらのアセビは白色です
花桃は蕾が膨らんでピンク色が見えています
花木園で一番目立っていたのはこの寒緋桜でした
濃い色のこの桜は下向きにこんな開き方をします
サンシュウ
園内には梅の花も見られますが、もう時期は過ぎていました、お茶室のようです
「潮入り池」に架かる「お伝い橋」を渡ります
東京湾の海水を引き入れています
水辺の散策は心地よいものでした
「中島の御茶屋」 江戸時代の大名庭園などに設けられた園遊接待のための施設です、将軍をはじめ
奥方、公家たちがここで庭園の眺望を堪能した休憩所だそうです
こちらでお茶がいただけます
テラス席でお抹茶をいただきました
テラスからの眺め、対岸には松の御茶屋、11代将軍家斉の時代に建てられた茶屋群のひとつ、
戦災で焼失、残された礎石や遺構を調査、史料に忠実な建築により復元されました
お伝い橋から見た「中島の御茶屋」
通路の脇は東京湾
東京湾から海水を引き込む水門、海水の出入りを調整しています
東京湾の潮の干満を利用して池の水位を上下させ、庭の趣に変化を持たせるように造られています。
「庚甲堂鴨場」 鴨場とは野生の鴨などなどの水鳥を遊猟するための場所のことです
飛来した水鳥が休むための大きな池と幾筋かの引き込み水路からなっています、小覗きから鴨の
様子をうかがいながら、ヒエやアワなどの餌とおとりのアヒルで引き掘りにおびき寄せ、機をみて土手の
陰から鷹や網で捕らえるという猟を行っていました。
周囲が3mほどの土手で囲み草木を植えて人の気配を感じさせないように造られています
小高い「御亭山」に上り
潮入りの池を眺めてみました、お伝い橋と中島の御茶屋がきれいでした。
この池にはボラ、セイゴ、ハゼ、ウナギ、カニなどが生息しており、秋・冬には、多くの鴨類や
ユリカモメなどが飛来するそうです。
次の黄色の花はタンポポでした
帰り道の「中の御門」近くのソメイヨシノの蕾は少し膨らんで見えましたが、
まだ一輪も開花していませんでした。
暖かい日が続き、この2日後には東京の桜が開花宣言されました。
いよいよ楽しみな桜の季節ですね。
中の御門(この門は使われてません) 通用門として時代によりその役割が変わったようです。
大手門より庭園に入り中の御門より出て、最寄り駅の地下鉄大江戸線汐留駅に向いました。
「浜離宮恩賜庭園」は都立文化財9庭園のひとつです。
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