【お知らせ】2019年2月28日~3月4日 4泊5日 台湾鉄道モニターツアーを行います。
まずは、台湾鉄道入門をしてみます。
1.経営母体
交通部台湾鉄路管理局。国営で、公社化後に民営化を計画中。台湾高速鉄道は民間企業。
2.路線
台湾は九州程度の大きさで、鉄道で一周することができます。

3.列車種別
台湾高鉄 | 日本の新幹線技術発の輸出で、JR東海700系と同一設計 |
自強号(Zìqiánghào) | 特急列車に相当し、客車、気動車、電車すべてある。 |
莒光号(Jǔguānghào) | 急行列車に相当し、客車列車。 |
復興号(Fùxīnghào) | 快速列車相当で、数本運転されている程度。 |
普快車(pǔkuàichē) | 冷房なしの普通列車で客車。一日一往復のみ。 |
區間車(qūjiānchē) | 冷房付き各駅停車。近郊電車に似ている。 |
台湾高鉄
台湾の新幹線です。

日本との違いは、車端部に博愛座なる優先席があること。

自強号
自強号とは、日本でいう特急列車です。
先頭車(最後尾も)E1000形電動車
両端の電気機関車が南アフリカ製、中間客車は韓国製というプッシュプル型特急で、幹線ではいちばん多い自強号。
PP猪、猪車(猪は日本語では豚という意味)、ナマズなどと呼ばれています。

中間車両、車内は一般的なものクラス二人がけロマンスシート。当初は食堂車も連結されていました。

DR3000形気動車特急
顔がキハ20系のような気動車自強号は日本製です。

丸い部分に排気ダクトが天井に通じています。

EMU300型自強号
1989年イタリアソシミ社ミラノ工場で作られた、吊り掛け駆動の車両です。
日本では吊り掛け駆動の特急電車はもう存在しませんが、台湾でも積極的には運用されておらず、一日一往復のみです。
先代のEMU100型は既に引退してしまっており、大変貴重なものです。

EMU1200型自強号
2003年に、南アフリカ製のEMU200型を改造し誕生。改造工事は台湾車輌で行われました。運用は一日一往復のみです。
「紅斑馬(赤いシマウマ)」と呼ばれています。

太魯閣号(Tàilŭgé Lièchē)
全席指定製のTEMU1000形自強号。日立製作所製での振り子制御、JR九州の白いかもめ885系を基本に設計。

普悠瑪号(Pǔyōumǎ Lièchē)
日本車輌製造。TEMU2000形、新自強号と言われています。
あだ名は紅面番鴨(赤いアヒル)、赤いサル。


莒光号
非電化区間はGE(アメリカ)製機関車牽引

電化区間もGE製E200形電気機関車。1978年に導入。

座席はゆったりとしている。JRの14系に似ている。見慣れたスイッチもある。

復興号

普快車
冷房なしの普通列車という種別で、台湾南部に一日一往復だけ残っています。日本製の旧型客車に乗車できます。
インド製、日本製車両が混在しています。

日本で1951年に製造されたスハ44形特急客車を基本にしているそうです。「特急はと」にも同様の車両が使われました。


背もたれを押すとイスが回転します。

アメリカ製ディーゼル機関車と三両の客車。

100km/h近くで走行し、意外に早い。東シナ海の景色が素晴らしいです。

窓全開で扇風機でも十分過ごせます。

區間車
韓国製電車が導入されましたが、近年は日本製中心。

車内はセミクロスシート

4.サービス
日本の国鉄と同じような服装。車内販売はありますが商品数は少なめで、ビールは売っていません。
大きな駅には必ずコンビニがあるので、ビールは購入できます。お弁当と水だけ売る車内販売もあります。

駅弁が名物で、街のコンビニにはどこでも駅弁という名の弁当が売っているくらいです。
その中でも有名な池上駅の駅弁。台湾語でベントゥーという。80元なので250円くらいと安い。


鶏もも肉のものは少し高く、それでも400円くらい。

味付けは薄めで野菜などはほとんど味がしません。ごはんは少しポソポソしている感じ。
街の弁当屋で買ったのはすごかった。パーコー(骨付き豚の唐揚げ)がどさっとのっています。真っ黒にしみこんだ豆腐と煮卵。下には野菜がしいてあります。

駅で売っているもの。日本でいうと日本食堂製のような感じで、台北では駅の中でも外でも購入できます。


台湾鉄道モニターツアー概要
2019年2月28日~3月4日 4泊5日
台湾桃園空港から、 ハマトラベルこじまが同行します。詳しくはこちらをご覧ください。