月別アーカイブ: 2018年3月

千鳥ヶ淵の桜

靖国神社からお濠沿いの小道を歩きました。

 

赤い建物は、建築当時賛否両論だったイタリア文化会館、毎週通い見慣れて
しまったせいかまったく違和感はありません

紫色の大根花、桜の開花が早かったせいか今年は菜花は見かけませんでした

シャクナゲとクリスマスローズ

こちらも桜が満開でした

千鳥ヶ淵からすぐの半蔵濠向かい側のイギリス大使館です

広大な敷地内にも咲いていました

大使館内でもお花見ができそうです

大使館横の小道は、込み合っていた千鳥ヶ淵の喧騒が嘘のような
静かな通りでした。

 

 

半蔵門から向かったのは、ホテルニューオータニ

 

カジュアルな洋食が揃っていて楽しいレストランでランチを楽しみました

 

お花見あとのランチは迷った結果アメリカンクラブハウスサンドウィッチにしました、
ポテトとオニオンリングフライにピクルスが添えられています、パン好きですから
我が家でも作りますが、我が家のとは違い、パンにもこだわりがあるようで美味しかった

 

デザートははクラシックなレモンパイ、コーヒーもお替りできました

 

桜の余韻とともに、ゆっくりランチが楽しめました。

 

 

 

ホテルからすぐの土手を上がると下には上智大学のグラウンド、このあたりも桜の名所です

桜の下にはレンギョの花

右手は大学の校舎のようです、しだれ桜も咲いていました

四ツ谷駅まで桜を楽しめました。

 

靖国神社からお濠の小道を通り千鳥ヶ淵から半蔵門まで桜を見て、
ホテルランチを楽しみ。

この日は初夏のような陽気でお花見日和でした。

 

今朝公園の桜は散り始めていましたが、まだお花見が楽しめそうです。

 

(3月28日撮影)

九段下から靖国神社の桜

今年も友人と待ち合わせたのは靖国神社能楽堂前でした。

通いなれた九段下を靖国通りに出ると満開の桜が出迎えてくれました。

 

田安門に向かう牛ヶ淵あたりの桜も見事でした

北の丸公園の田安門

田安門を入ってみました

千鳥ヶ淵方向もボートがいっぱい

靖国神社に到着  第二鳥居を通り

神門を入ると

正面が中門鳥居と拝殿

右手の能楽堂横、東京の開花を調べる標準木も満開でした

能楽堂

白い桜も見かけました

桜はかなり太い木の根元近くにも花を付けます

南門の参道

拝殿の奥の屋根は本殿

この日の気温は3月というのに歩いていると汗ばむほどの夏日でした

 

靖国神社の横に名門の女子校があり、友人の出身校で懐かしい場所なのです。

 

境内で桜を楽しんだ後はいつものように千鳥ヶ淵方面に向かいました。

 

 

(3月28日)

 

「六義園」夜のしだれ桜

今年も六義園に出かけました。

庭園の中心に入るための内庭大門を入ると広場にしだれ桜の大木があります。

 

まだ日が暮れたばかりの空に月が見えました

しだれ桜は満開でした

枝先まで見事に咲いています

今年は満開のしだれ桜を楽しめました

 

大泉水の眺め、この辺りは紅葉の季節にまた紹介しましょう

吹上茶屋も賑わっていそうです

大泉水を回り込むと見てきたしだれ桜が見えました

 

吹上茶屋で夜桜を愛でながらお抹茶とお菓子で至福のひと時

茶屋のすぐ横に1本の桜の木があります

古木のようです、こちらもつぼみが見えないくらい満開でした

大泉水吹上浜のライトアップしてない松はこの暗さです、小さな灯りの小道戻ります

途中見かけた斜面に竹筒の灯り

その先に1本の桜の大木があります、この桜は白く見えたり

淡いピンク色に見えたり

見る方向により色が変わって見えるライトアップでした

 

 

この期間開門されている染井門です。

 

帰る頃にも入場に長い列ができていました。

 

(3月26日 撮影)

 

銀座ランチ「サラマンジェ・ド・イサシワキサカ」

映画「空海 美しき王妃の謎」を見るため友人と待ち合わせたのは日比谷。

私たちにが若いころから演劇や映画の街として歴史のある日比谷にこんなビルが
オープンを待ってました。

大スクリーンの「映画の宮殿」が29日に開業する複合施設「東京ミッドタウン日比谷」です。

ここに三井ビルがあり、遠い昔、2階の「日東コーナーハウス」で、
映画を見た後にチキンバスケットと紅茶を楽しんだ思い出があります。

時々向かいのシャンテには出かけるのですが、しばらく工事中でした。
右隣の三信ビルは広場になっていて工事の囲いが取れたらすっかり変わっていました。

 

映画はかなり奇想天外でしたが楽しみました。
夢枕獏作ということ以外まったくの予備知識なく見た友人は
「こういう映画だと知らなかった」と驚いていました。

 

 

ランチは映画館からほど近いこちらのお店に決めていました

 

フランス中部のリヨンは、豊かな食材に恵まれる美食の都として名高いところです

 

貧乏人のフォアグラのパテ  限りなくフォアグラっぽいお気に入りのひと品

ねっとりとしたパテとフランスパンはベストマッチです

友人の前菜は、ニシンと菊芋のマリネ  ちょっとお味見させてもらいました、酸味が程よく
かなりお料理に詳しくグルメ通の友人も気に入っていました

 

パンにはオレンジの自家製ジャムが添えてあります

 

こちらのお店はこのお料理が目当てなんです クネル・ド・プロシェ 川マスのクネル
ふわふわの食感にやや濃厚なクリームソースでも数本食べられてしまいそうな美味しさです

クネルに添えられていたのは麦でしょうか、ソースと一緒に頂きます
ふわふわ食感のクネルと歯ごたえのある粒々は食感の違いが心地よいです

 

デザートも選べます こちらは友人のチョイス ブラマンジェ

 

私はティラミス、手前の粒々はチョコレート、ねっとりした食感のティラミスに
カリカリした粒のチョコレートが口の中で混ざり合うのが意外なおいしさでした

食後のエスプレッソにはかわいいお菓子が添えられていました。

丁寧に作られたお料理で、シェフおすすめのコースはいつも大満足です。

春の「木場公園」

早朝ウオーキングを楽しんでいる近くの木場公園の寒桜が満開になりました。
夜明けもだいぶ早くなりましたが、カメラを持って出直しました。

 

ソメイヨシノよりピンクが濃いようですが、存在感のある寒桜の木です

今年は開花が少し遅かったようにも思いましたが、ほぼ満開になっていました

小鳥の声がにぎやかです

寒桜は2本、この奥は私の好きな場所です

寒緋桜も満開でした

花は小さめ、下向きに咲き濃い色が特徴です

その下には柊木南天

キブシ

サンシュウと思ってよく見たらロウバイのようでした

公園内陸橋の端に花壇を製作中

木場公園の横を流れる大横川の遊歩道には河津桜がこちらも満開でした

咲き始めたころはまだ朝は薄暗く、長く咲くのが特徴の桜ですが青空の下で見ると
鮮やかさが一層目引き立ちます

見上げるとつぼみはほとんど見当たらず、まさに満開状態でした

公園内外でこんな光景を何組も見かけた朝でした

本場河津よりやや遅く開花します

今年公園内に保育園が完成しました、もう少しでにぎやかな声が聞こえるでしょう

大横川に架かる橋を挟んで向こう側の桜はやや色が薄く、咲き始めるのも早いのです

こちらは散り始めてました。

 

公園内一角の「帰化植物見本園」の春はまだこれからのようです

同じ植物から違う花??  よく見たら黄色の方は花びらが落ちた後のようでした

水仙の種類も多いです

クロッカスとつぼみはヒヤシンスでしょうか

ギンヨウアカシア (ミモザアカシア)

小さな丸い花が集まったかわいい花です。

 

まだ花の少ない季節から公園で花を見かけるとうれしくなります。

”春が来た~” という感じがします。

 

家の近くに大きな公園があるのもうれしいです。
新緑とともにいろいろな花が楽しめる季節がやってきました。

すみだ北斎美術館

両国の「すみだ北斎美術館」は昨年11月で開館1周年を迎えました。

1月まで開催されていた開館1周年記念展もにぎわっていました。

 

出かけた日も青空にスカイツリーが美しく映えていました

 

少し前の催しになりますが、紹介したいものがありました

開館1周年記念展は江戸時代の趣味人たちが新春に「摺物」と呼ばれる版画を
贈り合う習わしがあったそうです

北斎とその弟子たちも、神様をはじめとする多くのおめでたい図像を
描いています、北斎一門が手がけためでたい作品が展示されました

開館から1周年、まるごと福づくしのおめでたい北斎展です

 

北斎家の一間  前回紹介できなかった北斎の居間の再現です

 

北斎の筆を持つ手が時々動きます、リアルすぎて薄暗い部屋ですからちょっとドキッとします

 

娘のお栄(阿栄)(雅号は応為)晩年は北斎と起居を共にしていました。

父親譲りの画才で特に美人画に優れ、北斎の肉筆美人画の代作をしたとも
いわれる。
北斎は「美人画にかけては応為には敵わない」と語ったとも伝えられる。

「応為」の画号は、北斎が娘を「オーイ、オーイ」と呼んだので、
そのまま号としたとも、逆に北斎を「オーイ、オーイ親父ドノ」と
大津絵節から取って呼んだからという説や、あるいは北斎の雅号の一つ
「為一」にあやかり、「為一に応ずる」に意を込めて「応為」と号した
とする説もあるそうです。

応為の性格は父の北斎に似る面が多く、やや慎みに欠いたという。
男のような気質で任侠風を好み、また衣食の貧しさを苦にすることは
なかったといわれる。

応為は北斎に似ていたが、ただ煙草と酒を好んだという。ある日、
北斎の描いていた絵の上にキセルからたばこの火種を落としたことがあり、
これを大変後悔して一旦禁煙したものの、しばらくしてまた元に戻って
しまったという。(北斎の弟子露木為一の証言による)

北斎親子は魅力的です。

 

「湯島天満宮」

文京区の湯島天満宮の創建は458年 のちに太田道灌が再興、学問の神様として知られる
菅原道真が合祀されたのは1355年です。

 

こちらは春日通からの入り口

この時期が一番多いでしょうか

梅の名所です

泉鏡花作新派の「女系図」の舞台としても有名、筆塚もあります

亀戸天神、谷保天神と並んで関東三大天神として知られます

江戸時代には谷中感応寺(天王寺)、目黒不動と並び三富と呼ばれ
幕府公認の富くじを発行しました

男道は急な階段

女道は緩やかな階段です

受験シーズンには多くの人でにぎわう湯島天神です

 

男階段を下りてみました

以前はこの階段下近くに知人宅があり、懐かしく久しぶりの散策です。

 

 

男階段を降りるとすぐに天台宗喜見院がありました

ご本尊は大聖歓喜天です

こちらを初めて知りました、湯島天神の別当寺でしたが明治時代の
廃仏毀釈により廃寺となり、喜見院と改めて存続したお寺さんでした。

富くじの販売を許可されていたことから大いににぎわったそうです。

 

すっかり春めいた朝、心地よい梅の花見物でした。

特別展「仁和寺と御室派のみほとけ」

楽しみにしていた特別展です、金曜日の夕方出かけました。

 

仁和寺と御室派寺院の秘仏や本尊など66体を集める特別展。通常は非公開の傑作の数々に
会える千載一遇の好機と知り楽しみにしていました

 

不動明王座像 広島大聖院の重要文化財

大阪「道明寺」 秘仏ご本尊「十一面観音菩薩立像」
国宝で月に2度の御開帳

国宝 「薬師如来坐像」非公開の秘仏 京都仁和寺
像高12㎝白檀を精緻に彫刻し、金箔で細やかな文様を施してあります

国宝 蒔絵冊子箱 京都「仁和寺」の国宝
極楽の鳥があでやかな文様の美しい箱でした

馬頭観音菩薩坐像 福井「中山寺」のご本尊は秘仏で33年に一度の
ご開帳  重要文化財

秘仏ご本尊「如意輪観音菩薩坐像」 兵庫「神呪寺」(かんのうじ)
年に一度のご開帳

「降三世明王立像」は福井妙通寺 寺外初公開の重要文化財

 

国宝 「孔雀明王像」 京都仁和寺蔵

密教修法の孔雀教法を修する際の本尊画像、貴重な仏画です

 

 

千の手を持つただひとつの観音さまが、江戸時代の出開帳以来初めて東京へお出ましです

 

千手観音信仰は8世紀前半に日本に伝わった。
無限を意味する千本の手が衆生を救済するのです。

 

大阪 葛井寺の秘仏 千手観音菩薩坐像 (国宝)
お厨子に安置されているため、ご開帳の時にも見ることがかなわない、
様々な角度からの千手観音様のお姿を見せていただけました

孔雀の羽のように広がる大小合わせて1041本の手を持ち

大小11のお顔を持ちます

手一つ一つに眼が描かれています

千の手、千の目、11のお顔を持つ現存最古の千手観音像です。

 

西国33所、第5番札所である葛井寺のご本尊で、天平彫刻最高傑作の
一つ、優美な表情、均整の取れた体や衣は、究極の天平美です。

 

 

 

僧侶の修行道場のため通常非公開の仁和寺観音堂内部を、約370年
ぶりの観音堂改修工事を記念して特別再現され、撮影可能エリアとして
大人気でした。

 

観音堂内に実際に安置されている仏像33体

壁画も再現し、一般には触れることのできない堂内の厳かな空気も体感できました。

 

 

真言宗御室派総本山の仁和寺 仁和4年(888)に宇多天皇が創建
全国に約790寺の総本山で、貴重な寺宝が多く伝わります。

 

仁和寺が所蔵する名宝と、御室派寺院の宝物を一堂に集めた展覧会を
ゆっくり見物出来て心休まるひと時でした。

 

国立博物館の開館は午後5時までですが、金曜、土曜日は午後9時まで公開しています。

 

「染の小道」

新宿区の中井で染物のイベントがあるのを思い出したのは最終日にあたる2月25日でした。

 

急ぎ支度をして家を出たのが8時半ごろ、駅に向かう途中富岡八幡宮の境内を通ると
お神輿の準備をしていました。

この日は東京マラソンの当日で、八幡宮先に折り返し地点がありにぎわいます、
応援に出るお神輿と思いました、9時から14時半までの通行規制が始まります。

 

 

新宿区落合、中井は染の街です

大江戸線で中井駅下車して外に出るとすぐ川のギャラリーがあります

 

戦後間もないころの東京は、京都や金沢に並ぶ染めの3大産地として
全国に名をはせていました

江戸が育てた手書き友禅や小紋など、伝統を受け継いだ文化が息づいています

 

水質に恵まれた神田川、妙正寺川だったのです

時代とともに着物産業が下火になる中でも、染め職人さんたちは工房を
維持してきました。

 

こちらは道のギャラリー

街を丸ごと染物で飾ります

のれんはどれも美しいオリジナル作品だそうです

製作者がお店と相談しながらこの日のために染め上げるそうです

番号と作者の名前がついています

のれんは107作品

残念ながら全部は見きれませんでした

こんな半纏も見かけました

紅型染めでしょうか

藍染のれん

1周して橋に戻ると川のギャラリーの展示が完了してました

昭和30年代まで川のあちこちで染物を水洗いする光景が見られました

 

こんな横道もありました、ほかの小道にも小物のお店が出て
ゆっくり散策できなかったのはちょっと残念でした。

 

 

帰路門前仲町駅に着くと地下鉄出口も一方通行で、マラソンのランナーたちが永代通りを
通っていました

沿道も応援の人たちでいっぱい

我が家に近い地下鉄出口に出られず家に帰るのにちょっと遠回りでした、お神輿が出て
応援していた八幡宮前

この先すぐのところに折り返し地点があります

永代通りの折り返し点

応援の人たちは地下鉄を乗り継いで先回りして応援するのだそうです。
後日聞いたところによると、ゼッケンにチップが入っていてエリアがわかるのだとか。

門前仲町界隈永代通り、清澄通りは賑やかな日曜日でした。