向島百花園 「虫ききの会」
記録的な暑さだったこの夏も、気が付くと虫の音が聞こえる頃になり、
8月末にいつものように向島百花園で「虫ききの会」がありました。
花の咲く草木観賞を中心とした花園として江戸末期に開園されました、
「四季百花の乱れ咲く園」という意味でつけられたとされます
「虫ききの会」 どんな美しい音色を聞かせてくれるでしょう
夕方5時から虫かごに入った虫を庭に放す式があったのですが、今年は間に合わなくて入園したのは
6時近くでした
6時になると俳句が書かれた灯籠に灯りを入れます、4班に分かれて園内を回りますが最後の班に
入れてもらいました、火入れの仕方の説明があります
外国の方も参加していました、一人で参加ですとこんな風になりますね
こんな機会が2回巡ってきました、小さなロウソクで灯を入れます
中はこんな感じです
6時を過ぎた頃はまだこんな明るさ
別のグループも灯入れに廻っています
浮かび上がる灯りがだんだん美しくなります
3面に俳句と絵が描かれています
こちらがこの日主役の虫たち
虫の特徴と虫の音の解説が書かれています
一番よく聞かせてくれたのはこのスズムシ、リーン、リーンとずっと聞こえていました
園内を一周、ススキもすっかり伸びて「月見の会」ももうすぐです
オレンジ色のジンジャー
まだ暗くなりきれない空によく見えました
この日は「虫ききの会」の初日、雨が心配されたためか思いのほか園内は静かで虫の音を楽しめました
おなじみ萩のトンネルも情緒満点ですが萩はまだ小さなつぼみでした
だんだん暗くなると浮かび上がる灯籠の灯り
木曜の夜でした
ようやく暗くなり
灯籠とスカイツリーの競演も情緒を増します
俳句灯籠が美しく見えるようになりました
今頃は萩も咲き始めているでしょうか
心に残る灯りです
この絵に描かれているように以前は蛍も見られたそうです
すっかり辺りが暗くなった頃に萩のトンネルを通りました
虫かごの前にしばらくいらした方、虫の音を楽しんでいるのかと思いきや、なかなか聞こえない
”カンタン”の籠の前でじっと待っていたのでした、昨年私が庭に放したのはカンタン
百花園を後にする頃にはすっかり暗くなっていました
江戸情緒も感じられる百花園は大好きな庭園、ひと時秋を楽しみました。
こんな手作りが楽しめるイベントもあるようです。
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