恵比寿神社は、富岡八幡宮境内の西側にある恵比寿宮に奉祀されています。
2日の朝は暖かく晴天に恵まれました。
色紙を買い、我が家から近いこちらから深川七福神めぐりを始めます。
福徳 愛嬌富財
恵比寿神は大変釣りを好まれました、烏帽子に狩衣をまとい、右手に釣竿、左手に鯛を抱えて
岩に座った姿をしておられます。
もともとは海上安全・航海安全の神とされましたが、のちに商売繁盛の神としても広く信仰されるように
なりました。
また「えびす顔」といわれるように、笑顔愛敬・和顔愛語の福徳を授けるとされ、かつ富財の神として
信仰されてきました。
「弁財天」 冬木弁財天は、以前は大きな池のある材木富商冬木家の邸内弁天堂に安置されていました
が、現在の「冬木弁天堂」の境内は狭くなってしまいました。
弁財天はインド名をサラスバティという川の名、意訳して、大弁天、美音天といわれこの川の神が、
悪声を変じて美声に変える音楽の神、芸術の神でした。
わが国では弁財天として、財宝を施す福の神として信仰されるようになり、商売繁盛の富裕の
福徳を授け、芸道音楽の仏神として位置づけられました。
福徳 芸道富裕
江ノ島、竹部島、厳島の弁財天が、昔から有名であり、お姿は女神、白色の美顔、頭には宝冠
一般には青色の衣を着し、左手に琵琶を抱き右手でこれを弾いている坐像が多い。
「福禄寿」は「心行寺」の六角堂に安置されています。
星宿の神、南十字星の化身ともいわれています。
福徳 人望福徳
福禄寿は背丈が低く、頭が極めて長く、白髪童顔の姿をし、年齢数千年といわれ長寿をつかさどる
福神、杖を右手に長命の鳥、鶴を従え長命と円満な人格を人々に授ける福神であります。
また福(幸福)と禄(財)と寿(長命)の三つの福徳を授ける福神ともいわれてきました。
「大黒天」 大黒天信仰には二つの流れがあります。ひとつは大黒天を大国主命とする流れ、
これは多くの神社に祀られています。
もうひとつは、インド名をマハカーラという仏神の大黒天、これは多くの寺院に祀られています。
こちら「円珠院」に安置されているのは仏神の大黒天です。
福徳 有福蓄財
大黒は大国に通じ、大国主命に結合して福神の形となり、烏帽子、狩衣をつけ、右手に小槌をかざし、
左手に大きな袋をかつぎ、米俵の上に座すようになりました。
米俵に縁のあることから、鼠は大黒天の神使になっています。
「毘沙門天」はわが国では仏教守護から、国土守護から転じて、国土守護の武神として、とくに
武将の間に信仰されるようになりましたが、中でも上杉謙信が毘沙門天を守護神としてあがめ
「毘沙門の申し子」といわれたことや、信貴山の毘沙門天に祈願して生まれた楠政茂が、幼名を
多門丸と名づけられたことなどは、あまりにも有名です。
福徳 勇気授福
その姿は身に甲冑をつけ、左手の宝搭を捧げ、右手に三叉の鑓を持ち
憤怒の形相で邪気を踏みつけ毘沙門立ちをしています。
「布袋尊」は、中国に実在した高僧といわれます。
大きな袋を持ち、これに食べ物や日常品を入れ、杖を携えて大きな団扇を手にし、身体は低いが、
太鼓腹、半裸身、粗衣をまとい常に笑顔、清貧にあまんじ諸国を遊行し、子供と遊び、洒脱、楽天的な
和尚として親しまれてきました。
福徳 清廉度量
中国においては布袋尊を弥勒菩薩の化身として一般に信仰され、
広く親しまれるようになり、わが国に伝来し、清廉潔白、大気度量を
人々に授ける福神として親しまれ、信仰されるようになりました。
「寿老神」はこちら深川神明宮境内の寿老神社に安置されています。
「寿老人」とも書き、中国道教の神です、また中国老子の化身の神ともいわれます。
福徳 延命長寿
寿老神は、白髪長寿の老人の姿をして杖を手にし、杖には人名の長寿を
記した巻物を吊るし、鹿を伴っています。
鹿は長寿を司る寿老神の神使とされています。
寿老神は人に延命長寿の福徳を授ける福神として信仰されてきました。
1月2日の朝はまだお参りの人も少なくほとんど待たずにお参りできました。
七福神めぐり案内の幟がたくさん出ています。
七福神の名前に印を頂きます、七福神が揃うと「満願成就おめでとうございます」と
いわれます、何回かめぐっていますが今年は特に嬉しくなりました。
歩いてめぐると約2時間ほどかかります、朝8時半ごろに出発したので人出も少なくて
ほとんど待たずにお参りできました。
途中「清澄庭園」の前を通るので立ち寄りました。
かわいい七草がありました。
恒例のお正月飾り、今年はこんな飾りでした
大正記念館と雪吊りの松
大泉水と磯渡り
「涼亭」 池に突き出るように建てられた数寄屋造りの美しい建物
季節を変えて何度か紹介していますが、新年はやはりすがすがしく感じる景色です。
中央奥にスカイツリーが見えます。
四季折々の景色が楽しめる庭園です、近いので時々出かけますが、一回りすると心和む気がします。
今年もお邪魔させていただきましょう。
早朝歩きをまだ始めてない日でしたから早足で2時間ちょとの散歩になりました。
今年1年元気に過ごせますようにとめぐった「深川七福神」でした。
(1月2日撮影)
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