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映画「オリエント急行殺人事件」

アガサ・クリスティーの作品「オリエント急行殺人事件」が前回
映画化されたのは1974年かなり前のことです、当時のオールスター
出演で話題になった映画です。

今回の作品はキャストも興味津々でした、映画好きの友人と
日劇の9階で待ち合わせて楽しみました。

ミステリーの女王といわれているアガサ・クリスティーの作品は
結末を知っていてもわくわくします。

ひげが特徴のエルキュール・ポアロ役は監督のケネス・プラナー、
原作でアガサ・クリスティーはポアロのひげを立派と形容して
いるので、その通りにしたのだそうです。

ジョニー・デップは思いがけない役でした。
私は何といっても「パイレーツ・オブ・カリビアン」が好きです

そのラチェットの秘書役はジョッシュ・ギャレット

豪華なオリエント急行は豪華で速い列車とうだけでなく、そこには
豪華な個室があります。

スタジオに列車のセットを建設し、しかもこの列車は実際に動き、
すべては映像の魔術と実際線路で完成したそうです。

吹雪の中、高い陸橋を走る列車の光景は圧巻でした。

公爵夫人(手前)役のジュディー・デンチはアカデミー賞他名だたる
賞を受賞している名優。
”007”でM16の局長を演じていましたね、適役でした。

キャストは名優ぞろいといえば、1974年の「オリエント急行殺人
事件」も名優ぞろいでした。

例えはポアロはアルバート・フィニー、
ラチェット役はリチャード・ウイドマーク、
その秘書役はアンソニー・パーキンス。
W・テフォー役はショーン・コネリー
家庭教師役はヴァネッサ・レッドグレーブ
そしてローレン・バコールはハバード夫人
宣教師役のイングリット・バーグマン他
当時もわくわくするキャストでした。

懐かしい映画を見た気分ですが、やはり映像の美しさや、
特殊撮影はすごい進歩でした。

映画鑑賞のあとは眺めのよいお店で焼肉ランチ

友人と見た山田洋次監督「家族はつらいよ」は大変面白い映画でした。
「われわれ世代の男性に見てもらいたいわね」は感想です。
心地よい笑いと余韻を楽しむのには近くてちょうどよいお店でランチにしました。

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有楽町のマリオン9階の映画館を出てエスカレーターで上がると11階にあるお店です

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窓際の席に案内されてすぐ下に見えたのは有楽町駅と新幹線

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東京駅もすぐ近くに見えます

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東海道新幹線が次々出発してゆきます

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東海道線、京浜東北線、山手線とジオラマを見ているようです

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新幹線は長い! それにしても有楽町駅と東京駅の近いこと

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窓からの長めに気を取られていると運ばれてきました、焼肉のセット

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焼きながらでも食べながらでもこんな感じに見えます

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焼肉を焼きながらも新幹線が通過するとついカメラに手が伸びました

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たっぷりの焼肉と野菜を完食、デザートタイム、お隣席とは間仕切りがあり個室感のある席でした

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確かに新幹線の先頭は動物の顔のようにも見えます、こちらはカモノハシ?

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丸の内のビルもすぐそこに見えます

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鉄道好きには食事の手も休みがちになりそうです、”ちょっと好き”でも楽しい!

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映画も面白くて、焼肉は美味しかったけど窓からの眺めも楽しいものでした。

最初はあまり興味のある映画ではなかったのですが、大変楽しく役者さん達の
達者な演技も見ごたへがあり、館内は笑い声にも包まれました。
映画を見たのは3月末、数日前イタリア映画祭でマリオンの朝日ホールに行った時
この映画はまだ上映してました。

 

「カプチーノはお熱いうちに」

「Allacciate le cinture」 ”ベルトを締めて”というイタリア映画。
イタリア文化会館でパンフレットを見て機会があればと思っていました。
ある日、気が付いたらシネスイッチ銀座で午後の回に間に合う時間でした。

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パンフレットはチラッと見ただけで内容は知らずに出かけました

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邦題は「カプチーノはお熱いうちに」

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南イタリアのアドリア海に面した美しい街レッチェでにわか雨の降った日、
バス停留所で客同士の言い争いに巻き込まれる。
そこで出会った乱暴な男アントニオに対し、勝気で正義感の強いエレナは
真っ向から対立する。

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アントニオはカフェで一緒に働く親友シルヴィアの彼、決して合うと思えない二人でした

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親友の恋人で、生き方も性格もまったく正反対のアントニオに惹かれてゆく

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二人は結ばれる

 

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仲良しの3人、中央がちょっと我儘だけどお人よしな親友シルヴィア、右は
カフェの同僚ファビオ

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ファビオと共同経営のカフェが大当たり

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弟の親友でもあったファビオは心優しきゲイ

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カフェの経営に多忙な日々を送るエレナが人生の乱気流に遭遇したのは

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2人の子供にも恵まれた13年後のことでした

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家族や友達そして何より行き違いのおきていたアントニオとの愛にも気づきます

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子供たちの面倒も見てくれている母アンナとトラブルメーカーの叔母カルメラ(右)

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カフェで働いていた頃、のちに偶然エレナの主治医になり、再会する努力家ディアーナ

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エレナとシルヴィア  大事なのは今を大切に生きること

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ヒロインエレナを囲む愛すべき人々

恋も仕事も手に入れてきたヒロインが遭遇する人生の乱気流、そんな時に
力をくれるのは友達、家族そして恋人の深い愛。
人は人を愛し、人に愛されて生きている生き物だと改めて気づかせてくれる、
イタリアならではの明るさと優しさに満ちたヒューマン・ラブストーリーでした。

”人生は一度きり。カプチーノも、いのちもお熱いうちに”
(9月末、銀座シネスイッチ)