月別アーカイブ: 2015年3月

「常泉寺」の三椏

神奈川県大和市、小田急江ノ島線高座渋谷駅から徒歩で7,8分の
花のお寺 「常泉寺」さんに三椏(みつまた)を見に出かけるのは久しぶりです。

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花の寺としても有名な曹洞宗のお寺さん

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参道の両側にも三椏が見られます

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他にも日向みずきや

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斜面のみつまたの後ろには花桃も咲き始めています、日差しがいっぱいの参堂です

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黄色と赤の三椏

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3月の中ごろから4月はじめが見ごろです

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「清流山常泉寺」  本山は福井県の永平寺と横浜の総持寺だそうです

 

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珍しいこの椿は孔雀椿 花びらが細かく下向きに咲きます

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本堂のすぐ前には雲南枝垂黄梅   (別名オウバイモドキ)

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枝垂れ桜の大木があります

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まだ開花し始めたばかりのようでした

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盆栽もあります

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アセビとボケの向こうには観音様の石像

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めずらしい花、香港満天星ツツジの札が付いていました、陶器のようなつやのある始めて見る花です

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2色の花桃は「想いのまま」

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咲き始めたばかりのようですが

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1本の木に2色の花が咲く枝垂れ花桃です

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林があったところですが、自然を残した散策道になっています、左は三椏

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アセビと赤の三椏

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見上げたら寒緋桜と花桃そして椿の競演でした

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赤い三椏はこんなにかわいい花です

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三椏は楮(こうぞ)とともに和紙の原料になる植物です

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山道のようですが、いろいろな花が咲き春爛漫の道です

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一回りして寒緋桜が満開の門に出ました

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こちらでは枝垂桜との競演

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石像に出会える小道

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小道に入ると羅漢さんたちがいっぱい、紫色の花は寒文目(かんあやめ)

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こちらのお寺さんは河童も有名です、いろいろなポーズの河童さんたちに出会えますが、なぜ河童?

「こちらを訪れたお客さんたち皆さんに接することができないのでご住職が自分の代わりに心を和ませて
もらえたら」との願いから置くようになったとか・・・

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石仏も多く見られます

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こちらはお祈り中でしょうか、境内にはユーモアのある河童がいっぱい

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笑顔に見えますが、おしゃべりはいけません・・かしら?

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貝母(バイモ)の花の奥で赤ちゃんを抱くのはお地蔵様のよう

 

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地蔵堂

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道祖神でしょうか

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満開の三椏の奥の本堂のご本尊は木造の観世音菩薩

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三椏は境内のいたるところで見られます

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山門近くの枝垂れ桜は3分咲きぐらいでしょうか

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花桃の枝はまっすぐ伸びています

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立金花 (りゅうきんか)

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かたくりの花

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雪割草は黒い日よけの下で可憐な花をつけていました

 

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縁結びの石像に張り付いているのがちょっと不気味・・・ 天邪鬼?

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お昼寝中の河童さんたち

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”よっこいっしょ”  なんとも微笑ましい石像

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葉より先に花が咲く三椏はほとんど満開でした

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黄色の三椏も

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日当たりのよい参堂です、開門の9時ごろお邪魔しましたが客さんもなくゆっくり見物させて頂きました

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参堂を後にするときに見かけたのは真っ赤なボケの花と黄色の三椏。

春の温かい日差しを浴びた花のお寺さんをゆっくり散策しました。

(3月27日)

 

 

バッカスの微笑み

この夜は息子たちと表参道のお店でワインを楽しみました。

 

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「Bacchus」 ローマ神話の酒神である、英語読みがバッカスのようです

 

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グイド・レーニンによるバッカス (店内のポスター)

ワインのラベルにもバッカスは登場します

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ボケロネス 旬の魚の酢漬け

 

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何といってもやっぱり生ハム、目の前でカットされます

 

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ワインも進みます

 

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牛ほほ肉の洋風おでん  さっぱり味のほほ肉にアイオリソースはワインにもぴったりです

 

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パスタにコリアンダーをたっぷり添えてもらう、トマト味のシンプルなパスタ
でしたが、コリアンダーが合うのに驚きでした(お店の人曰く、こんなにたっぷり
のせた人は初めてと)

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ピッツアは3種類のチーズ味、蜂蜜も添えられていました、ちょっとつけると
チーズとぴったり、こちらも意外な美味しさでした。

 

バッカスが微笑んだ夜でした。

 

特別展 「みちのくの仏像」

上野の東京国立博物館でみちのくの仏様たちにようやく会うことができました。

 

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3月23日、上野公園は賑わっていました、博物館前の広場に寒緋桜が咲いていて、その下で
多くの人が写真を撮っている姿が見られました、この所の暖かさでソメイヨシノの開花宣言ももうすぐ
でしょう、そんな祭日の朝でした。

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東北で本格的に仏像がつくられるようになったのは平安時代に入ってからのことだそうです。
東北6県、14のお寺さんから東京に仏様たちが集まりました。

 

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特別展 「みちのくの仏像」は楽しみでした。

 

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重要文化財 「聖観音菩薩立像」  岩手・天台寺 (11世紀)

像表面の大半に荒々しい横目の鑿跡(のみ)が残る姿は印象的でした。
「鉈彫」といわれ、頭の頂から足先まで1本の木から作り出す1木造り、
肌はもちろん衣もみずみずしい鑿跡があらわです、近年の樹種鑑定で
桂材と確かめられました。ふっくらした両肩からかけられた天衣がとても
美しく風で揺らぎそうな感さえしました。

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重要文化財 「薬師如来坐像」 宮城・双林寺 (平安時代9世紀)
東北三大薬師と呼ばれるうちの1体です

孝謙女帝があるとき重い病を得て一向に治る気配がないので占ったところ
その病は現在双林寺が建つ丘に生えた杉の大木の精が原因であるとの
結果がでました。
そこでその木を切り倒したところ病が治ったので女帝はその木の生えていた
場所に寺院を建立したと寺伝には伝えられているそうです。

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東日本大震災にさいしては本震ではなく、4月7日の最大余震で、持国天が
薬師如来の左腕に倒れ掛かり両像とも破損しました2年かけて修復されて、
展示することができました。
(薬師如来の腕に抱かれるような形になり、持国天の大破損を免れたそうです)

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国宝  「薬師如来坐像」  福島・勝常寺 (平安時代9世紀)

彫刻分野で東北初の国宝、東京では15年ぶりの公開です。

葡萄唐草模様が華やかな光背も(平安時代 9世紀)同時期に造られたもの。

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薬師像は巨材(ケヤキ)から造られた1木造り、全身にあふれるような力を感じます。
うず高い頭髪に豊かな頬のお顔です。

 

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薬師如来坐像の両脇侍の日光・月光菩薩立像は優美に腰をひねって立つ
姿です、三尊とも同時期に同じ工房で手がけられたと考えれるそうです。

 

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重要文化財 「薬師如来坐像」  岩手・黒石寺

桂の巨木から彫りだされた仏像で、内部に「貞観4年」(862年)の墨書銘があり、
7年後に東北を襲った「貞観地震」と2011年の東日本大震災の2度にわたる
巨大地震を経験しており、長く地元住民の心の支えとなってきました。

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上まぶたはうねるような線を描き、目尻がつり上がっています、唇もうねるような
形をして、口元はきゅっと引き締まり、仏像にしては「厳しい」といわれることも。

千年以上にわたり東北の山あいに座っていた黒石寺のご本尊が東京に
やってきました。
出展は収益を東日本大震災で被害を受けた東北各地の文化財の修復に
役立てたいからだそうです。

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薬師如来坐像  化仏  (薬師如来坐像の光背の1体)

 

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女神坐像   青森・恵光院   (鎌倉時代12~13世紀)

女神像は、頭からすっぽりと衣をかぶって座り、胸前で合わせた両手を衣に
包んでみせないため、全体のずんぐりしたシルエットが際立ちます。
衣からのぞく顔は、伸びやかな円を描く眉に、目じりを下げた優しいまなざし、
厚い唇と豊かな肉づきの頬が印象的で、東北に根ざした母なる大地の神に
ふさわしい姿です。

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訶梨帝母坐像 (かりていもざぞう)  岩手・毛越寺 (平安時代12世紀)

この仏は女性で左手に子供を抱いています。
訶梨帝母は一般には鬼子母神と呼ばれることが多く、古代インドの鬼神王の妻で
500人の子を持ちながら人間の子を捕えて食い殺す鬼女でした。

釈迦はそれをやめさせるために、鬼子母神の最愛の末子を隠してしまいます。
鬼子母神は子を失ったものの悲しみを知り、改心して子供の守り神となりました。

 

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重要文化財 十一面観音菩薩立像  宮城・給分浜観音堂 鎌倉時代14世紀

牡鹿半島の給分浜の高台にまつられている290cmのこの像は地域の人々を
常に見守っているようです。

円空仏

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地蔵菩薩立像  円空作   青森・西福寺   (江戸時代17世紀)

円空は生涯に12万体の作品を作ったといわれます、この像は高さおよそ
175cm、幅は50cmありますが奥行きは15cmしかありません。
西福寺にはほぼ同じ大きさの十一面観音菩薩立像も伝わりますが、
同じように造られているそうです。

 

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釈迦如来立像  円空作  (江戸時代17世紀)

円空(1632~95)寛文三年(1663)ころから仏像を作り始めますが、それから
間もない時期を東北と北海道で過ごします。

目的は厳しい自然環境の中で修行することでした。
東北の円空作品は表面を平らに整え細かなところも表すので、鉈彫りとして
知られる後期の大胆な表現とは異なります。

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如来の髪は粒のような形と決められていて、この像ではやや大ぶりながら
それが守られています、円空仏では粒を省略することが多くあります。

 

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十一面観音菩薩立像  円空作   秋田・龍泉寺

円空は生涯に12万体の仏像をつくりましたが、北海道に40体、青森県に17体
秋田県に8体残っているといわれます。

このころの作品は比較的細かい部分の形も表わしています、たとえばこの像の
頭上には頂上に如来の面がひとつその下に如来の立像、その左に菩薩の面が
3つ右に牙を上下に出した面がひとつ、その横に怒った顔をした面が2つ、背面に
菩薩の面が3つ表わされています。 各面の特徴をよく表現し分けています。

 

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東北の「三大薬師」と称される、「黒石寺」・「双林寺」・「勝常寺」の薬師如来像が
一堂に会しました。
3体が揃うのは初めてのことだそうです。

 

東北地方には私たちの心をひきつける仏像が多くあります、その中から
東北各県を代表するる仏像が展示されていました。

 

 

甘味処 「竹むら」

神田は洋服を仕立てるための付属品店や生地屋さんがあるので時々出かけます。
急に思いつきこの日久しぶりに神田須田町の甘味処「竹むら」に立ち寄りました。

 

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東京都選出の歴史的建造物に選定されている1930年(昭和5年)創業の和菓子、甘味処の老舗店です
写真や映像でよく紹介されますし、映画や著書の中にも登場する建物です。

 

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魅力的な店内ですが残念ながら撮影禁止です

店内に入り驚きました、甘味処は女性たちの集まり場所と思っていましたが、お客さんの6割方が
若い男性、それも女性が一緒ではないのです。
11時過ぎでしたが店内のテーブル席は満席、小上がりの畳席に案内されました。

 

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迷わず好物の粟ぜんざいを注文、桜茶の後に運ばれました、こちらの粟はもち状につかれてなくて
粟の粒がよく分かる状態ですが、やわらかく炊かれています、こし餡は滑らかで程よい甘さ、
上に粒餡が少しのっています。

 

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店内で揚まんじゅうを食べている人も多く、持ち帰りる人のちょっとした列も
出来ていました。

粟ぜんざいの後にはさすがの私も食べきれないかなと思い持ち帰りを注文、
30分ほどで家に戻り冷たくならないうちに1個をお味見、確かに上品な餡で
少し冷めましたがかりっと揚がった皮に漉し餡がよく合い美味しかった。

 

若い男性客が多いことを調べてみましたら、アニメに登場したようです。
確かに秋葉原はすぐ近くですし、足を伸ばして訪れる若者も多いのでしょう。

お客さんが変わった店内に少し驚いた甘味処でした。

 

早咲きの桜

早朝に歩いている木場公園に今年も早咲きの大寒桜が咲きました。
まだソメイヨシノの蕾も固い今頃ひと足先に咲く桜です。

 

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桜の季節の始まりです

 

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大好きな小道には子供たちの声も聞こえます

 

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この道は梅の花の道、よい香のする道です

 

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右手は梅の花、ここでは一緒に満開になります

 

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色もほとんど同じようですが梅のほうが八重咲できふっくらしてます

 

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夜が明けると蜜がお目当ての小鳥たちの賑やかな声が聞こえるよういなります、この鳥は大きいですが
この朝はメジロも見かけました

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寒緋桜は一段と濃い色の花をつけますが、まだ咲き始めたばかり

 

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公園の東側の大横川の土手には川津桜が満開になっていました

 

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伊豆の川津で有名な桜はあちこちでよく見かけるようになりました

 

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こちらはまだ若木ですが

 

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たくさんの花を付けていました

 

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向こう側の花も川津桜と思いますが、道を隔てた向こうの土手の桜はちょっと淡いピンク色です

 

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こんなに色が違います、咲き始めるのはこちらからでした

 

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ソメイヨシノよりは少し濃い色でしょうか

 

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ここでも小鳥たちの声が賑やかでした

 

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桜の下が遊歩道になっています

 

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向こうに見える橋の先の同じ大横川の遊歩道にソメイヨシノが咲くところもあります

 

 

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公園の小道にミモザが咲いていました

 

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丸い小さなぽんぽんのような花です、こちらも春の花ですね。

 

ついひと月前には1時間歩いて帰る6時過ぎでも薄暗く、月がよく見えていましたが、
このごろは東の空が白み始め淡いオレンジ色が見えるようになりました。
早朝はまだ寒いですが花が見えたり、香が届くようになると足取りも軽くなります。

花を見に行ったのは10時ごろ、いつも歩く公園でも違う感じに見えます。
歩くときはなんともない距離なのに、もう一度出かけるときは決まって自転車です。

 

 

熱海の春の海

時々出かける熱海です、のんびり温泉目的ですが、今回は波の音が聞こえる海側の部屋でした。

 

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まだ少し寒い日でしたが波しぶきを見ている冬の海とは違うように感じました

 

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錦ヶ浦に建てられたホテルです

 

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熱海港に向かうフェリーサンフラワーと初島に向かう遊覧船のようです

 

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ホテルのロビーは17階

 

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こちらは山側、左手奥が熱海港、前回はこちら側の部屋で、夜の明かりが綺麗でした

 

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部屋から見えた岩をロビー階から見ました

 

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穏やかな美しい海でした

 

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錦ヶ浦は階段で下りられます

 

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春の海とはいえ海風はひんやりしてました

 

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朝から漁でしょうか小船が何艘も見えました

 

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真鶴半島

 

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大島からの高速艇かしら?

 

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そして遊覧船がまた春の海へ出て行きます

 

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前回はバラとハーブ園に出かけましたが、この季節は川津桜と菜の花だそうで出かけませんでした。

部屋でゆっくり過ごし、の~んびりハーブ露天風呂を楽しんだ休日でした。

 

小村井香梅園

「小村井香梅園」の梅祭りの初日9時過ぎに出かけたのですが、咲いている木が
少なく、10時からの式典の後でなければ香梅園には入れないそうなので、
また出直すことにしてこの日はここから徒歩で行ける亀戸天神に行きました。

 

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江戸時代にあった梅の名所「小村井梅屋敷梅園」を小村井香取神社境内の
一角に再現したのだそうです

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折角なのでお参りをすませて少しだけ散策しました

 

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1週間後のこちらは大変な人出になっていました

 

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そしてこんなに綺麗に咲いていました

 

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梅祭りが始まる日はまだほとんどつぼみだった白い梅ノ木は

 

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この種類は1週間後でもまだ3分咲きほどでしょうか

 

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白いつぼみだった木の隣ではこんなに開いている花もありました

 

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式典準備でしょうか、梅祭りとはいえ梅園はこんな寂しい状態です

 

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それがこんなに美しい色でいっぱいになっていました

 

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背の高い「藤牡丹枝垂れ」は

 

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こんなに華やかに咲いていました

 

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美しい花です

 

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見とれます

 

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85種類120本の梅の花が所狭しと咲き誇っています

 

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いとおしくなるようなかわいい花も見つけました

 

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そして艶やかな花も

 

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そう大きくない庭ですが、梅で覆いつくされています

 

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「夫婦枝垂れ」は真っ白な花

 

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なんども、なんども見上げました

 

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2色の花が同じ木に咲いています

 

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「ミドリガク」は愛らしい小ぶりの花

 

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こちらは「大ミドリガク」

 

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「開運」という名前が付いていましたが、開花はこれから

 

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1週間前の鳥居脇も

 

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こんなにカラフルになっていました

 

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ここには一足早く春が来ているよで、帰路はすっかり暖かい気分になりました。

こんなに梅の花を満喫したのは久しぶりのことです。

 

(2月21日、28日)

 

「染めの小道」 

東京の染色産業の中心地だった新宿区落合・中井地域の
「染の小道」が今年も開催されました。

 

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川筋の染工場の職人たちが川のあちこちで染物の水洗いをする様子は、
身近な風景の一部だったそうです。

妙正寺川領域には300軒以上の染色関連の業者が集まっていました。
今では3分の1ほどですが、染色職人と街の商店、住民が一体となり
「染の街」として再び発信しようと2009年に始めたイベントです。

 

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「川のギャラリー」には、反物126本が妙正寺川の上に架けられました。

 

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約200mにわたり架けられた色とりどりの反物が風にゆれる様は印象に残り、
お邪魔するのは3回目です。

 

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「百人染め」 地域の人たちが皆で一枚の布を染めるのが百人染めで、川のギャラリーに展示されました。

 

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江戸文化が醸成した染色の技術、それを受け継いできた染め工場の職人たち、染物の水洗いする光景は
昭和30年代までこの辺りの日常風景だったそうです。

 

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川沿いの工房も公開されています、暖簾は紅型

 

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「友禅工房」では友禅の着物を見せていただきました。

 

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「湯のしやさん」もありました

私は地伸しやさんで仕立て前の服地の布目を直してもらう(地伸ししてもらう)
こともあるので興味がありました、反物の湯のしは同じような意味なのでしょうか、
聞いてみたかったです。

 

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イベントの説明や周辺の案内誘導担当は和服姿の学生さんたち

 

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小学校が展示会場の「染の王国新宿展」では伝統工芸士さんによる実演も、
細かい刺繍の作業でした。

 

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着物の展示もありました

 

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「道のギャラリー」では着物に使われる染色の技術で、「のれん」を染めた作品がそれぞれの
店舗で97枚展示され、作者が書かれた暖簾は販売もされていたようです。
こちらの作品の作者のひと言は”カラスもきます” でした。

 

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細い路地には踏み切りがあります、西武新宿線の中井駅近くです

 

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こちらの暖簾も作品のひとつ 「シンプルでありながら印象に残る作品を
作りました」と作者の言葉

 

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街自体を染物のギャラリーに見立てたイベントが「染の小道」です、中井駅前の商店街と
妙正寺川の川面を染物が彩る3日間です。

小道にも造形大や美術大学生による手作り作品のお店が並び、手染めの手拭や小物やさんなど
魅力的なお店を巡るのにはもう少し時間が必要でした。

 

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一休みしようと「江戸の粋」の暖簾のかかったおすし屋さんに寄りました。

 

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「染の小道」の3日間だけのお昼のちらし寿司を美味しく頂きました。

 

「道のギャラリー」の商店街のれん作品を見て回る時間がなかったのはちょっと残念でした。

 

(2月28日撮影)