「蔵前橋」から出発します。 すっきりした低めの欄干に灯りがおしゃれです。
蔵前橋東詰側は墨田区
以前東詰めに国技館があり、力士のレリーフが見られます
対岸の隅田川テラスは蔵が並ぶ感じです
東側の欄干の向こうに見えるのは首都高6号向島線
橋は稲の籾殻を連想する色だそうです
「蔵前橋」は幕府の御米蔵がこの地にあったことに由来します。
数十棟もの蔵が立ち並んでいたそうです、ここに関東各地から舟運のよって
米が集積されたのです。
西詰めの「首尾の松」名前の由来は諸説あるようで、こちらは7代目だとか
蔵前橋を渡ると台東区です。 蔵前の地は札差たち江戸商人発展の地であり、粋や通(つう)の
あふれた土地柄となりました
以前「江戸東京博物館」友の会の街歩きでこの辺りを歩きましたが、古地図を見たり歴史の解説を
聞きながら巡るのは楽しみでした
テラスに下りて次の「厩橋」を目指して歩きます
国技館跡があるようですね
隅田川テラスは橋ごとに景観が替わります
葛飾北斎の「榧寺の高灯籠御馬屋川岸乗合」(かやでらのたかどうろうおんまやかし)現在の
御厩橋は江戸時代にはなくて渡し舟により人々が行き来していました。この浮世絵は御厩川岸の渡しと
呼ばれた風景を描写しています。
5月のウイークデイの朝はのんびりした空気が流れています
浮世絵師「歌川国安」錦絵「御蔵前八幡宮二於而 奉納力持」御蔵前八幡宮において(現・蔵前八幡宮)
でおこなわれた「力持」の技芸の奉納を描いたもの
橋を巡るいつもの時間で観光船にも出会います
そしてかわいい散歩風景にも
もともと「厩の渡し」があった場所で橋名は「御厩河岸」(蔵前の蔵の荷駄馬用の厩にちなむ)
花見客の人出でこの渡しが転覆する事故があった以前から転覆事故が多く「三途の渡」と揶揄された
こともあり、民間の手により架橋されることになり、1874(明治7年)に木製の橋が架けられた。
橋の灯りとスカイツリーの灯り、どんな景観になるでしょう
橋を通過中にまた出会いました
振り向くと蔵前橋
最初に架けられたのは100mほど下流、鉄橋の橋建設に伴い現在の春日通りになったようです
次の駒形橋にも歩いてゆけそうです、浅草の名物ビルも見えてきました
橋に中間辺りで珍しい1艘を見かけました、小さな小さなボート、一人乗りでしょうか?
そして厩橋の袂にお地蔵さんがありました。
次は駒形橋を目指します。
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