【添乗員同行】青森ねぶたと東北の遺構を訪ねる旅2024

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王子「紙の博物館」

友人Teiさんのお誘いで北区王子飛鳥山公園内にある「紙の博物館」に
めずらしい「金唐紙」を見に行きました。

 

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王子駅を出ると飛鳥山は目の前、ちょっと急な坂で小型のロープウェイに乗ると
公園にはすぐ到着しました。

 

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飛鳥山は江戸時代から桜で有名なところ、「紙の博物館」は緑いっぱいの公園の中にありました。

 

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上田尚氏の「金唐紙」展

 

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金唐紙とはもともとヨーロッパで壁紙の内装に用いられた金唐革の技法を
和紙で再現したものです。

 

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金唐紙は金属箔を貼った手漉き紙に文様を彫った版木棒を重ね凹凸をつけ
色彩した皮に見える豪華な最高級壁紙です。

 

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箔の上に塗る塗料次第で金色にも落ち着いた色合いにもなります。

 

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金唐紙は明治の頃には欧米で高い評価を得て輸出が盛んに行われて
いました。オランダの「ペットロー宮殿」には日本製金唐紙張りの部屋が現存するそうです。

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大正中期頃からヨーロッパなどで機械による壁紙が作られるようになると手作業の日本製では
太刀打ち出来なくなり、昭和の声を聞く頃には衰退し、失われた工芸となりました。

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「黒百合に昆虫」  繊細な文様です

 

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「桐花文様」  鹿鳴館

 

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日本郵船小樽支店の壁面修復を依頼されたのをきっかけに上田尚氏により
「金唐紙」は息を吹き返しました。

 

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三曲屏風 「鳥とアイリス」

ビデオで製作工程を見ましたが、何枚もの手すき和紙を重ね、箔を貼り、丸太に彫られた文様の上に
乗せて押えて凹凸をつける作業はとてつもなく大変でした。

古い紙や布が好きなTeiさんと感心しながら見入りました、美しい「金唐紙」今までは旧岩崎亭などで
見ていましたが、現在に至る道のりを知り、製作工程の大変さに感心し、美しい作品に触れて
「金唐紙」を見る目が変わりました。

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紙の博物館では椅子も紙?  ダンボール製のようでした見かけよりしっかり出来ています

 

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ミュージアムショップにも立ち寄りました、金唐紙製の小作品や小物類も販売されていました

 

外に出ると飛鳥公園の入ったところと反対側に出られて帰り道は別の道にしました。

 

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都電で何処かに出てみることに・・・

 

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下車したのは大塚駅前

そこからバスに乗車、上野広小路まで出ました。
予定も立てずに見かけた乗り物に乗るなんて思いがけないことでした。

 

上野広小路に出ればよく知った場所、ちょうどお昼時でしたが、この日は
日曜日で寄りたいところには列が出来ていました、そこで選んだのは
湯島の「天庄」広小路店、天麩羅屋さんにしました。

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湯島の天庄さんには行ったこともありますが、広小路店は始めて、天丼を頂きました、程よくお腹も空き
大変美味しくいただきました。

 

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お店を出ると目の前の春日通をお神輿が通過するところ、湯島天神のお祭のようでした。

 

「紙の博物館」の帰りに王子の「扇屋」さんの卵焼きを買うつもりがすっかり忘れてしまいました。
何しろこちらも江戸時代からの老舗ですから、あま~い卵焼きも魅力でした。

Teiさんお誘い有難うございました、楽しい日曜日でした。

 

 

 

コメント

  1. shinakoji より:

    Teiさん往きに見かけた扇屋さんで買ってしまえばよかったですね。
    お母様のお土産にと思っていたのにすっかり忘れてしまいすみませんでした。
    日曜の外出になりましたが楽しい1日でした。

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