博物館の帰り、久しぶりに「寛永寺」に立ち寄りました。
山号は「東の比叡山」の意、寺号は寛永年間に創建されたことによります。
比叡山延暦寺を見立てています。
天台宗の大本山
寛永2年(1625)に徳川幕府の安泰と万民の平安を祈願するため、
江戸城鬼門(東北)にあたる上野の大地に、慈眼大師天海大僧正により
建立されました。
のちに第四代将軍・徳川家綱公のち霊廟が造営され、将軍家の菩提寺も
兼ねるようになりました。
秘仏ご本尊は「薬師瑠璃光如来」比叡山延暦寺の根本中堂のご本尊と同じです
上野公園、博物館とは違い静かな境内でした
このお寺さんには立ち寄りたい理由がありました。
2014年の発行になりますが、「蔦重の教え」という車浮世さんの本が好きで、
その中に寛永寺さんが登場します。
現代から江戸時代にタイムスリップした主人公(中年サラリーマン)が
現代に戻り、寛永寺さんの境内が登場するのです。
時は1780年代、蔦重は蔦屋重三郎、タイムスリップした場所は吉原、
江戸時代好きには興味津々でした。
今の上野公園全域が「寛永寺」境内だったのです
喧騒を離れてほっとするひと時、「主人公が壺を埋めたのはどの木の根元かしら?」なんて
ちょっぴり江戸時代に思いを馳せました。
根本中堂の中でお参りをして、休ませていただき、帰路は珍しく鶯谷駅に出ました。
いろいろ忙しかった数週間、ようやく更新できました。
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