特別展「国宝東寺-空海と仏像曼荼羅」

真言宗総本山の京都・東寺は平安京遷都に伴って建立されたのち、空海が真言密教の
根本道場とした。
空海が構想し講堂に安置された21体の仏像からなるのが「立体曼荼羅」今回は
最多15体がお目見えしました。
そしてほとんどが全方向から見られる展示でした。

早く出かけたいと思いながらようやく出かけられたのは5月27日、6月2日まででしたから
チケットは上野駅構内で購入しても「平成館」の入り口で30分待ちでの入場でした。

 

 

国宝 「兜跋毘沙門天立像」  中国 唐時代・8世紀

中国・唐時代に造られた、異色の毘沙門天像 腰が高い細身のスタイル
中央アジア風の甲が特色で、日本でも各地で模刻が造られるなど信仰を
集めた。平安京の羅城門に安置され、都を守護したと伝えられる。

重要文化財 「阿弥陀如来坐像」

空海が始めた最重要の法会「後七日御修法」の堂内の様子が再現して
紹介されていました、興味深かったです。

重要文化財 「五大虚空蔵菩薩坐像」 唐時代・9世紀

今回撮影が許された「帝釈天騎象像」

着甲し、武器である金剛杵(こんごうしょ)を手にする仏法の守護神

もとはバラモン教のインドラ神で、ブラマー神である梵天とともに
仏教に取り入れられ対で表されることが多い。

須弥壇の上では、西方に配置される。

ゆったりと象に乗る姿はインド風で、奈良時代までの帝釈天の表現とは
異なる、空海がもたらした新しい情報に基づいて造られたそうです。

今は蓮華の座に代わるが、五仏や五菩薩も当初は鳥獣の台座に座して
いた可能性がある。

前期と後期で展示の入れ替えがありましたが、見ごたえのある仏像を
ぐるっと回って全方向から見せていただけるのも魅力でした。

開場に入ると、イヤホンガイドを聞きながらゆっくり楽しめました。

 

あまりにも忙しく過ごしていたので、ほっとしたひと時でした。

素晴らしい「東寺展」に京都に出かけたい気持ちもますます強まります。

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