コレド室町の日本橋三井ホールで開催中の「アートアクアリウム」にひと時の涼を求めました。
「江戸・金魚の涼」をテーマに、江戸時代に日本橋で花開いた”金魚”にスポットを当てます
雪洞をイメージしたディスプレーは美しく幻想的です
黒らんちゅうの可愛さに癒やされます
小型の美しい水槽には柳出目金、マーブルらんちゅう、江戸錦、水泡眼などめずらしい金魚たちが
間近に見られます
クロスオーバーアクアリウム
平面の水槽面とギザギザの断面の水槽を持った菱形の作品、見る方向によって中に泳いでいる金魚や
景色が違った見え方をする二面性を持つ水槽
会場内
リフレクトリュウム 凹レンズ、凸レンズ、二重レンズなどさまざまな見え方をする
レンズを組み合わせてある、中に泳ぐ金魚が大きく見えたり、小さく見えたり、
ゆがんで見えたり不思議な世界が広がります
バラドックスリウム
大きな球形の水槽、表面に水が流れたり、色も変化します
壁側を取り巻くのは小さな水槽もファンタスティックです
ゆったり泳ぐ桜錦というこの金魚が可愛くて立ち止まる人が多いようでした
オランダシシガシラこちらも”かわいい”の声が聞かれました
東錦の美しい後姿です
階段を上ると
「大奥」と名づけられた幅3mもの花魁の流れをくむ巨大金魚鉢、金魚を愛でる文化が花開いた
江戸を象徴する”大奥”を表現したもの
多くの女性が自らの美を競いあう絢爛豪華な世界を表現しているそうです
そして美と艶を輝かせながらもどことなく儚げな生き様を妖艶に泳ぐ金魚と
重ね合わせています
階段の水槽は長方形で蓋もなくて、川を表現、無数の金魚が泳いでいます
金魚が描かれた提灯が水槽の水面に写り不思議な光景になっていました
見事な金魚柄の着物も数点展示
行灯のような水槽にも金魚が泳ぎます
プロジェクションマッピングの「ビョウブリイウム」
幕開けは富士と初日の出でしょう
そして椿
水温む早春でしょうか
そして春
菖蒲咲く5月かしら
紫陽花は6月ごろ
朝顔の上に稲妻が走ります、雷の音も聞こえました
満月のお月見
虫の音とともに
紅葉の秋
そして冬
最後は四季が全部現れて見事でした、屏風の一枚一枚に金魚が泳ぎます、区切られているようですが
どの一枚も上から下まで満遍なく泳ぐ姿が光と共にとても幻想的でした。
優雅に泳ぐ金魚に癒やされたひと時でした。
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