横手出身の友人が故郷に戻っている時にお邪魔することができ、ひと足早い紅葉も楽しみました。
いつものように旅行社を経営している息子に切符の手配と宿は頼みました。 鉄道好きですから
行きたいところを言っておくとよいコースを作ってくれます。
今回は横手がメインですが、新幹線で大曲まで行き、在来線に乗り換えるコースは止めて、
新幹線は北上で下車、まだ乗ったことのない北上線でのんびり横手まで行くことにしました。
北上発10時9分横手行きに乗車、列車は1両のワンマン車で、ちょっとびっくりでした
横手の友人Yokoさんから、進行方向右側の景色がよいとのメールをもらい右側の席を確保
車窓の景色はまさに秋真っ盛り
終点横手に向う旅行者数人と一緒に運転席横からのこんな景色をたっぷり楽しみました
1時間半ほどの行程には山や渓谷にいろ鮮やかな景色が広がります
のどかな駅
平石ここから終点まではもう10数分
トンネルはいつも神秘的です
横手駅にはYokoさんが車で迎えに来てくれていました
そのままこの日の目的地角館に向います
よく野菜を買いに行くという道の駅でランチにしました
芋の子汁の芋の子は里芋で、大きくて柔らかくたっぷり入っています、炊き込みご飯は秋の味、
ほっとする美味しい組み合わせでした
秋の代表キノコもいっぱいでしたが、椎茸のコンテナ売りには驚きました
角館の桜の季節に映像などで紹介される景色はこの土手の桜です、1km続くそうです
桜の木を見ただけで見事さが分かります
小京都と呼ばれる角館は、三方を山に囲まれ、歴史ある武家屋敷と桜並木の美しい町です
角館の今に続く町並みを作ったのは芦名氏で、町は「火除」と呼ばれる広場を中心に北側は武家屋敷が
建ち並ぶ「内町」、南側は町人や商人が住む「外町」(とまち)に区分されたかつての町割が390年
経った今でもほぼ変わらず残っています
「内町」は黒板塀に下がる枝垂桜が紅葉してこれも風情があります
角館樺細工伝承館
樺細工とは桜の木の皮を使った美しい工芸品、作っているところが見学できました
由緒ある薬医門が残る青柳家
青柳家はおよそ350年前からここに屋敷を構えています
江戸期に良質な漆が産出し、能代港から移出していたそうです
蔵の中は展示室でした
神明水
広間
広い庭です
広い敷地内はどこを切り取っても絵になります
石黒家
佐竹北家に仕え財政関係の役職についていた家柄です、のぞき窓のついた黒板塀、玄関と脇玄関を
備えて武家の格式を重んじながら簡素な佇まいです
茅葺屋根の母屋
部屋の中では解説してもらえます
高い天井
欄間の透かし彫りは明かりでこんな模様が浮き上がります
ちょっと見えにくかったですが、奥の角に角館で一番大きな樅の木が石黒家の目印だったとか
角館の武家屋敷を訪れるのは2回目ですが、思ったより広い道路でした
この日は紅葉見物には少し早かったようで静かでした
岩橋家
色ずき始めた楓が印象に残りました
角館は時代劇映画の撮影地にもなっています
河原田家
秋田県仙北市角館、中級武士の武家屋敷沿いに塀が連続し、枝垂桜や樅の大木が深い木立地を
形成し、江戸時代末期の屋敷割りや、母屋、門、蔵屋敷構え、枡形など武家屋敷の特性をよく残して
います。
そして町人が住んだ一角の伝統工芸品店には素晴らしい工芸品が並び、おみやげやさんも人気が
あるようでした。
駅近くのホテルのレストランでゆっくりワインと食事を楽しみ、横手での1日目は終わりました。
コメント