東京都美術館のチケットを頂いたので興味があった「100のモノが語る 世界の歴史」を楽しみました
上野公園をひと時散策、5月の青空が美しい日でした
大英博物館は人類の文化遺産として約700万点に及ぶ膨大なコレクションを
誇ります、そのうち8つの全所蔵部門から厳選された100作品を通して
「世界の歴史」をたどろうとする壮大な試みです
アフリカで作られた最初期の石器から、現代のクレジットカードに至るまで、
さまざまな時代と地域のモノが人類200万年の「歴史の断片」を語りかけます
最初期のアートはトナカイの角に彫られたマンモス 何と14000から
13500年前の高さが6cmほどの彫刻、マンモス?と思いましたが躍動感ある
なんともかわいい作品
ウルのスタンダード 大英博の有名な「なぞの箱」 紀元前2500年ごろ
最初の都市文化のひとつ、メソポタミアのウルで王家の墓から見つかった、
用途は不明ですが、ラピスラズリなどの贅沢なモザイクが施されている、
とても美しい箱でした
アウグストゥス帝の胸像 「老化しない初代ローマ皇帝」
紀元1~40年 イタリア 高さ71cm
知性あふれる在りし日の姿です
ミトラス神像 100年~200年 イタリア・ローマ 大理石像
キリスト教が広まり、廃れたミトラス教を象徴する像のようです
ガンダーラの仏像 「人の姿になったブッダ」 100年~300年 パキスタン・ガンダーラ
ギリシャ彫刻のようなこの仏像は日本の仏像とはかなり違います
ルイス島のチェス駒 「映画でも有名なこの駒のルーツは?」
大英博物館で人気作品のひとつで、セイウチの牙や鯨の歯を素材に、
精巧な彫刻が施されています。
映画「ハリー・ポッター」第一作に登場することでも知られますが、表情が
とても印象に残りました
デューラー作「犀」 「版画界の巨匠が想像で描いた大ヒット作」
1515年 ドイツ・ニュルンベルク 24.1cmx30.1cm
柿右衛門の象 17世紀の「クールジャパン」 1650年~1700年 日本
高さ35cmのクールジャパンです
バカラの水差し 1878年パリ万博のために製作された「万博の華」
世界が憧れた精巧な彫刻が施されたガラス
この展示会のために作られたレプリカ「ロゼッタストーン」は細かい文字が
ぎっしりで、神秘的でした
「100のモノ」は8章まであり、第8章の「工業化と大量生産が変えた世界」の中に
「クレジットカード」がありました。
そこには「小さなプラスチックによる通過革命」との解説。
1753年に8万点の収集品から始まった大英博物館は、現在700万点の収集品を
貯蔵し、先史時代から現在に至る世界中のあらゆる文化を網羅しています。
古代エジプト、アジア、ギリシャ・ローマなど8つの所蔵部門を擁し、年間約600万人の
来場者を数える世界を牽引する文化遺産の殿堂として知られています。
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