友人のお誘いで「六月大歌舞伎」を見物する機会がありました。
現在は「7月大歌舞伎」の公演が始まっています。
夜の部の開演は4時半です、火曜日だったので九段下から駆けつけました。
「鎌倉三代記」は歌舞伎らしい趣向に富んだ時代物で、重厚な義太夫狂言の
名作です、幸四郎と雀右衛門、見ごたえのある舞台でした。
1時間半ほどで終わり、30分の休憩時間に食事をとる人が多いです。
「御所五郎蔵」はがらっと変わって江戸の風情を背景に描く伊達男の
粋と意地がみのもです。
もと武士で今は任侠の五郎蔵(仁左衛門)と武士(左團次)との傾城皐月を
めぐる駆け引き、五郎蔵の七五調の名台詞が彩る絢爛な舞台です
最後は「一本刀土俵入り」 長い歳月恩義を忘れなかった一途な男の物語
駒形茂兵衛役は幸四郎、こちらは私でも知っているストーリー、横綱を目指す
茂兵衛のゆったりした演技と10年後凄みのある渡世人の別人のような演技、
花道を歩く姿は先代幸四郎さんによく似ているように思えました。
三作品終了は9時半近くになってました、歌舞伎の舞台は長丁場ですが、
幕間の食事も楽しみのひとつです。
この日私は時間ぎりぎりに駆けつけますし、友人も用事がありましたのに
大阪の老舗洋食店”梵”のヘレカツサンドを用意してもらえて幕間に美味しく
頂きました。
歌舞伎座地下、木挽町広場も人気です、地下鉄から地下道直結ですし、
ちょっとしたお土産も買えます。
時々立ち寄りますが、7月に入るとすっかり七夕モードになってました。
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