皇居東御苑は天皇皇后両陛下のお住まいになっている皇居の一角(東側地区)にある
皇居付属庭園です。
皇居の由緒ある豊かな自然や歴史に思いをはせながら四季の変化や花々が見られるよう、
多様な樹木、草花が配置されています。
汐見坂を上がると広場に出ます、こちらはすぐ右手にある建物です。
「桃華楽堂」 香淳皇后(昭和天皇の皇后)ご還暦をお祝いして建設された音楽堂です
「天守台」江戸城天守閣は三度立て替えられましたが、明暦(1657年)の大火で焼失した後は
天守台石垣が築き直されただけで、再建されることはありませんでした
「大奥」があったあたりのようです
本丸大芝生 「大嘗祭」が行われた場所です
竹林 この辺りには日本や中国の竹・笹類が13種植えられているそうです
細いタケノコも何本か見かけました、大きく根を張り生命力の強い植物ですね
竹や笹の種類の違いがよくわかります
ここは江戸城本丸殿の大奥の脇あたりで、用途は諸説あるようですが、火事などの非常時の際に
大奥用の調度などを避難させた場所と考えられるそうです
(ずっと以前ですが、石室の中まで入れたことがありました)
紫陽花もあちこちで見かけました
すぐ向かいのバラ園で咲いていたのはコウシンバラだけ、ここのバラの多くは野生種だそうで
皇居吹上御苑からの移植などにより整備されたようです
バラ科のハマナスの実がたくさん生っていました
美味しそうなトマトのような実がなっていたのはシロバナハマナス
茶畑もあります
ふすま戸に松と千鳥が描かれた長い畳敷きの廊下でした
松の廊下跡 例の赤穂浪士の討ち入りにつながる事件のあった廊下ですね
本丸地区に現存する唯一の櫓、遺構の中では最も古いものといわれていいます
「野草の島」あたりにはホタルブクロがこんなに咲いていました
中雀門跡から出口に向かいます
江戸城の門の跡です
この辺りの石垣もかなり修理されたと説明にありました、坂道を下ります
「百人番所」江戸城本丸への道を厳重に守る大手中の門に向きあって設けられた警備詰所です
甲賀組、伊賀組根来組、二十五騎組という4組の鉄砲百人組が昼夜交代で勤務していました。
各組は20人の与力と100人の同心で構成されてしました。
「大番所」 大番所は大手中の門の内側に設けられていた警備詰所、ここには位の高い武士が
勤務していました。
この番所は明治期に改築され、作業所として使われていましたが、昭和43年(1968)に
江戸時代の姿に復元されたそうで、趣のある建物です
中の門跡
いくつもの石垣の門を通り、
入場した大手門から出ます
大手濠
「大嘗祭」の時は入場門もコースも指定されていて、二の丸庭園には立ち寄れなかったので
久しぶりに二の丸庭園から本丸地区も見物しました
大手門のお濠を背にまっすぐ伸びる道は永代通り、日本橋を通り、永代橋を渡りその先に
我が家があります。
この歩道は、いつも多くの人たちがジョギングやウオーキングを楽しんでいる皇居のお濠の
周りの歩道です。
今回はあらためて見渡したところ大手町に高層ビルがずいぶん増えたと感じました。
別世界の景色の皇居東御苑を楽しみました。
(6月12日)
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