しなこじダイアリー

日常生活のあれこれ

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香取神社 「香梅園」

小村井「香梅園」の梅の花が見ごろを迎えていました。

 

2年前に出かけた時はかなり散ってしまっていたので今回は開花情報を気にしていました

多くの種類の梅の花が見られるのですが、今年はちょうどよい時期に出かけました

八重咲で濃い色の花を付けるこちらは「開運」という名札が付いていました

お参りをしてから見せていただくことにしました

江戸末期にはこの付近に「小村井梅園」と呼ばれた梅園がありましたが、明治43年(1910年)
洪水で廃園となり、平成6年香取神社が、境内に85種、120本の梅を植えて「香梅園」として
開園したのだそうです

前回はここの水鉢も梅の花ビラでいっぱいでした

「乙女の袖」 上に伸びた枝にぎっしり花をつけています

「紅枝垂」 (べにしだれ) 地面に着きそうなところまで花をつけています

「呉服枝垂」  華やかで美しい枝垂梅です

淡いピンクのツバキの木を1本だけ見かけました

「千代鶴枝垂」

「御簾の内」

「内裏」  花びらの色の付き方に特徴があるきれいな花です

「錦光」 優雅な名前が多いですね

梅の木の間に柑橘の木が1本実をつけていました、美しい花に囲まれています

「乙女の袖」   新種にどのように名前を付けるのでしょう

エレガントな花と

個性的な色

なかなか見られない梅の種類の多さです

梅の花の向こうにスカイツリーが見えます

お祭りの飾りのような華やかな枝垂梅

「紅千鳥」

「呉羽枝垂」

「宇治の里」

2色の花をつけるのは「春日野」という名の梅でした

「見驚」

躍動感のある梅の木

鳥居のそばに咲いていた花は薄緑がかっていました

ここに来るといつも一度に見られる梅花の色の多さに驚きます

開運の花は存在感があります

淡いピンクの花は「千歳錦」

香取神社「香梅園」はまだしばらく楽しめそうでした。

 

 

香梅園から少し歩くとスカイツリーがこんなに近くに見える道に出ます。

 

春を満喫したこの日はこの近くから門前仲町までバスで帰りました。

 

(2月22日)

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「猿江恩賜公園」

江東区住吉にある「猿江恩賜公園」に青空が広がった朝出かけてみました

都バス住吉駅前(都営新宿線住吉駅)から新大橋通を行くと2,3分で着きます、こちらは南側
園内入り口です

入場するとすぐにこんな景色になります、坂を上がると池が見えました

池に沿って反対側にでました

日差しが少し暖かい朝でした

よく見ると木の芽が芽吹き始めて少しづつ春に近づいているようですね

川のせせらぎが聞こえます

休憩所の周りは池のようでした

もう一度池のほうに戻ります

反対側から見た時もこの姿勢で石像かと思ったらサギでした、少しだけ動くのが見えました

急に水の音が聞こえたので見ると池の脇の水量が多くなった流れでした

子供たちが喜びそうなこんなところにも登ってみました

池のほうを振り向くとのどかな景色でした

こちらは入り口近くの休憩所

木々の緑も木漏れ日にも春の気配を感じました

梅の花も見かけました

大きい梅の木でした

南側エリアの一角に野球場がありました

大きな石が多い公園です

ロウバイの木の近くの芝生で日向ぼっこをしていたのは鳩

初めての公園で、北側のエリアのほうにも行ってみることにしました

公園に沿って歩くとティアラ江東(公会堂)の前に出ました、この公園は新大橋通を挟んで
南と北側にあります、北側のエリアにも行きました

北側エリアに入ると一番端は横十間川

土手には水仙が咲いていました

土手の上は桜並木のようです

この季節はスカイツリーもよく見えますね

この地は江戸時代から続く徳川幕府による貯木場でした、その後明治政府御用達の貯木場に
なり、その後一般の人々に開かれた公園へとなりました、ここは小さな木蔵あとのようです

こちら北側は公園サービスセンター・テニスコートもあり、広いコートでプレーを楽しんで
いる人たちも見かけました

満開の紅梅の向こう側は

広場です

芝生が広がり、園児でしょうか多くのグループを見かけました

ゆったり過ごせるような広い公園でした

桜が咲くころ見たいですね

左手が野球場と江東公会堂がある南エリア、右手があとから紹介したテニスコートや
芝生広場がある北エリアです。

 

私が朝歩いている都立木場公園も同じように葛西橋通りを挟んで南北エリアに分かれていて
陸橋が結んでいるのですが、ここ猿江恩賜公園は南北のエリアを新大橋通により分かれて
行き来するのには信号を渡ります、スカイツリーが見えるのは同じでした。

 

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夢の島公園

江東区の新木場近くの「夢の島公園」に出かけてみました。

東陽町駅前のバス停で新木場行きに乗り換えて夢の島公園までは10分ほどでした。
新木場駅からは徒歩13分ほどのようです。

 

この「夢の島」という名前はとても懐かしいのです、子供のころ海水浴場があり、どこから
乗ったかは覚えてないのですが、たぶん浜松町あたりから船で夢の島に渡り1日海水浴を
楽しんだ場所でした

その後、ごみ処理場になり、海水浴場はなくなったようですが、そんなことを思い出しながら
東陽町駅からバスで出かけました、夢の島公園の中にマリーナもありました。

「夢の島熱帯植物館」は残念ながら3月7日まで臨時休館でした

是非みたい植物があったのですが、ネットで調べて休館中とは気が付かなかった

次回はぜひここを訪れたいと思いました

 

こちら「第五福竜丸展示館」は開いてました

木造りのマグロ漁船「第五福竜丸」は昭和29年(1954年)3月1日に太平洋のマーシャル諸島に
あるビキニ環礁でアメリカが行った水爆実験によって被爆を受けました

木造漁船での近海漁業は現在も行われていますが、当時はこのような木造船で遠くの海まで
魚を求めていったのです

昭和42年(1967年)廃船になったものです、船体実物を近くで見られます

水爆実験後は練習船に改造され東京水産大学で使われていました

水爆実験にであい「死の灰」(放射性降下物)をあびて被害を受けました、この水爆は
広島原爆の1千倍の爆発力で巨大なキノコ雲が起こり海と環境を汚染しました

30分の1の模型

水爆実感の被害、乗組員の病状、マグロ騒動、放射能雨、原水爆反対運動、太平洋核汚染状況
日米政府による事件の決着、マーシャル諸島の核被爆、世界の核実験・核開発年表などの
展示がありました

1967年廃船処分となり、東京のごみ埋め立て場所だった夢の島に捨てられました、それを知った
人々が船を保存しようと声を上げ、全国で取り組みがすすみ、1976年東京都により展示館が
建てられたそうです

「死の灰」をあびた23人の若い漁師たちは被ばくによる重い症状が出て
日本に戻ってから入院し半年後には無線長の久保山愛吉さんが無くなりました

核実験・核兵器反対の声が広がりました

第五福竜丸のことは知っていましたが、ここに展示されていることは初めて知りました

少し重い気持ちもこのマリーナを見ているうちに癒されました、青空が美しい日でした

夢の島公園は都心に近い大規模緑地として野外音楽イベントで使用される機会が多いそうです
周辺に住宅地もなく環境にも適しています

きれいな色の歩道橋でした

帰りに渡って気が付きました、この歩道橋の先が熱帯植物園でした、開館したらぜひ見に
行こうと思います

「夢の島」なんていい名前ですね、ここは歩道橋近くの都営バスの停留所です。

 

スポーツの競技場もあり広い敷地でしたが、この日は園内でほとんど人には会いませんでした、
音楽イベントの時には新木場駅から人の列が続くのでしょう。
そんな日が早く来るといいですね。

 

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横浜市「大倉山公園」の梅林

横浜市港北区にある「大倉山公園」は初めて行きました。

 

東急東横線大倉山駅からすぐのかなり急な坂道を登ります

大倉山記念館 ギリシャ神殿風の建物は文化施設で主に音楽会や美術展などに利用されて
いるそうです、そしてこちらはよく映画やドラマのロケ地にも使われると知りました

この日の目的は梅林でした園内をしばらく歩くと、目の前に開けたのが梅林でした

早咲きの花は咲いていました

良い香りのする花もあります

やはり梅は早春の花ですね

古木でしょうか枝先がカットされていますが美しい花をつけています

しだれ梅は少し早かったようです

梅の花は春を告げてくれる気がします

かなり満開の木もありました

こちらのピンクの八重咲梅は本当に美しかった

開く前に黄緑色の花、特別に黄緑色でした

開く前のピンクの蕾もかわいいですね

46種類220本の梅の木が見られます、白加賀、月影、八重寒梅、淡路しだれ、おもいのままなど
聞き覚えのある梅の木々でした。

 

大倉山の梅林から坂を降りて駅方面に向かう途中住宅地にお地蔵様を見かけました、
曹洞宗の「龍松院」というお寺さんでした。

 

大倉山駅の前から続く「エルム通り」という商店街に出ると、建物がギリシャ風で
不思議な商店街でした、アテネ市と姉妹提携して、ギリシャ風の建築サインで
統一されたそうです。

 

カメラの電池切れに気づかず白いギリシャ風柱の建物がある商店街の写真は残念ながら
撮れませんでした。

 

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「木下大サーカス」

入場券を購入しあった息子夫婦と「木下大サーカス」を見に「みなとみらい特設会場」に
出かけました。

サーカスなんて何年ぶりでしょうか、懐かしい思い出は子供のころ見たサーカスです。

 

会場はテント張りで、見ただけで懐かしさでいっぱいになりました

 

検温と消毒してから会場に入ります、ウイークデーで小さいお子さんを連れた家族が
多かったです

長椅子に一人おきに座る席でした、テントは大きかったけど中央ステージは思いのほか
小さく感じました

外国人男性二人のピエロの演技から始まり、華麗なるオープニングショー、そして中央の
地上13mでのダブル空中ブランコショーは大小6つのブランコにより繰り広げられるサーカスの
華です、圧巻の「目隠し飛行」などアーティストたちによる息をのむ大技の数々と、女性たち
によるロシアン空中アクロバットショーも素晴らしかった

中央左の丸い網のような中でのバイクのショーは2台のバイクの演技から3台のバイクになり、
会場にバイクの音が響き渡りました

6頭のホワイトライオンのショー、シマウマやゾウなどのアメイジングサファリスペクタクル、
東大寺の落慶法要にも奉納された古典芸・坂網、梯子のショーや古典曲芸などの演技者は
日本人のようでしたが、全体的に外国人演技者も多いようでした

スーパーミラクルイリュージョン・木下大サーカスは素晴らしかったですが、緊急事態宣言に
より回数など減らしての興行です

 

帰り道すぐ駅に向かわずに少し遠回りをして散策も楽しみました

 

遠くに横浜ベイブリッジが見えて、余韻を楽しみながらの帰宅になりました。

 

 

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横浜動物園「ズーラシア」

横浜に住む息子夫婦と出かけました。

横浜線中山駅からバスで15分ほどで着きます。

ズーラシアは初めてでした、動物たちの生息環境が再現されています。

 

「アジアの熱帯林」エリアから見物

ボウシテナガザル

フランソワルトン(おながサル科)河川に面した石灰岩山地や険しい岩山のある森林に棲む

シシオザル インド南西部常緑広葉樹林に棲む、黒い体毛のため深い森では目立ちにくい

インドライオン  ライオンの一亜種でインドの北西部一部に分布し、森林とその周辺に棲む

広い園内には自然がいっぱいです

「亜寒帯の森」 レッサーパンダ

アムールヒョウ  しばらく見ていたけどこちらを向いてくれなかった

フンボルトペンギン

泳ぐ姿も見られます

魚みたいに見えますが

南アフリカオットセイでした

ホッキョクグマ

マイペースでウロウロ、寒さには強のでしょう

「オセアニアの草原」  セスジキノボリカンガルー

背中に2本の筋模様があります

「中央アジアの高地」 中部の山岳地帯からモンゴルの平原をめぐるゾーン

昼寝中のドール、キツネではないのです

「中央アジア高地」

モウコのロバなのでしょうか、のんびり歩いている姿がかわいかった

コウノトリは「日本の山里」 ほかにもタンチョウ、マナズルなどいました

こちらはホンドキツネ

二ホンツキノワグマ

広々したこんな環境の中で暮らしています

ニホンザル

グルーミング中

こちらウーリーモンキーは「アマゾン密林」に生息

休憩所もこんな雰囲気なんです

子供たちが楽しんでいました、「わくわく広場」

アフリカタテガミヤマアラシ  「アフリカ熱帯雨林」エリア

オカピ

「アフリカサバンナ」のヒガシクロサイ

これは園内にたくさんいたカラスです

「アフリカサバンナ」エリアは広大な展示場内に草原や岩場を再現

草食動物と肉食動物、キリン、エランド、チーター、グランドシマウマ四種混合展示です

ライオン こちらでは同じところをウロウロ

こちらは爆睡中でした

ケープハイラックス

バードショーの広場です、今開催しているかはわかりません

こんな看板が、今だからですね

きれいな花も見かけました

ラクダライド  乗れるそうです 500円で一人乗りのみ

見ていたら寄ってきた、人なれしているのでしょうか、表情がかわいいでしょう

ピグミコート

園内にはカラスのほかにも多くの鳥を見かけました、ハンカチの木の向こうの木にもたくさん
いました

「アフリカサバンナ」 アビシニアンコロブス 日向ぼっこしているような姿

ガラス越しに手で触っても全く動じず、表情が人間的で面白かった

リビングストンエボシドリ

ジサイチョウ  死んだ動物や昆虫などが主な餌だそうです

園内で見かけた足跡の模様、ここの一部でのみ見かけました

「アフリカ熱帯雨林」のチンパンジー、広い遊び場で見かけなかったら、森は清掃中でここに
集まっていました

こんな感じです

何を考えている? 表情も豊かです

それぞれ好きな場所で、好きなように過ごしているようでした

やっぱり人気の動物、表情といい、しぐさも見ていて面白い

広大な園内にはバスも通っています、全部回るのには園内図を見ながらでも大変でした。
それでブログも長くなりました。

ズーラシアの動物たちはその多くが絶滅の危機に瀕しているそうです。

飼育スタッフの話を聞いて動物や環境についても学べます。
そして四季折々の花も見どころのひとつです。

 

平日でしたから、小さいお子さん連れが多かったです。
広い園内で人気のエリアでも密になることは全くありませんでした。
楽しい動物園です。

 

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「京都の旅」帰り道

新幹線に乗る前に少し遅いランチをいただきました。

 

日本そばのランチが多かったので、この日はヘレカツにしました。

最終日は朝から「東福寺」と「泉涌寺」を廻り、おなかも空いていたので
カツを頂きました、ご飯が多そうに見えますが普通の量で、みそ汁付き。

ヘレはヒレのことですね、カウンター席でボードがあるお店だったので
かなり混んでいましたが美味しそうな匂いに誘われて入店しました。

 

15時ごろの新幹線でしたが、この日は寒かったので、岐阜羽島あたりで外はこんな光景に

 

名古屋に着くまでにスピードを落としていたので列車は少し遅れました

 

しばらく雪景色が見られました。

名古屋に着くころには雪は全く見えなくなり気温差を感じます。

ぼんやり車窓を眺めたりゆったり過ごせました、何といっても車内は空いていて、
空席の多い新幹線も初めてでした。

初日は神戸で友人とランチを楽しみ、夕方京都に移動して4泊5日の旅を楽しみました。
帰宅後2週間は身内や友人たちとも接触を避けて過ごし、新年を迎えた時は
やはりほっとしました。

今は非常事態宣言中ですから、ほとんど外出も避けています。
コロナ禍が終わってほしいと願うばかりです。

 

 

 

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御寺「泉涌寺」

東山三十六峯の一嶺、月輪時の麓にたたずむ「泉涌寺」

真言宗泉涌寺派の総本山、皇室との関連が深く「御寺」とも呼ばれます。

 

泉涌寺道を入るとすぐにある総門を入り、こんな坂道だったかしらとおもいつつ進みました

泉涌寺道を登ったところ、伽藍の最も高い位置に建つ大門は、東山の額を掲げて東山門とも
呼ばれ、簡素ながら堂々とした正門です

大門を入り、落葉がいっぱいの道「降り参道」をおります

 

正面に建つのが「仏殿」です、四代将軍徳川家綱によって再建された本堂です、本格的な
唐様建築(禅宗様式)の特長を完備した代表作として国の重要文化財となっています

拝観させていただきました、建物内部は天井まで組物がつらなる空間が美しく、高い須弥壇に
運慶作と伝わる阿弥陀・釈迦・弥鞠の三尊仏が安置されています

昔の浴室の建物 (外観のみ)

「舎利殿」  釈迦の歯(仏牙舎利)を奉安する貴重な霊殿で、慶長年間に京都御所の建物を
移築改装したものです

「霊明殿」 霊明殿とは歴代天皇の御尊位牌(お位牌)をお把りした場所の通称です

 

勅使門  皇族や天皇の勅使が寺を訪れた際に使われる門で、軒は菊の御門の瓦で飾られ、
蟇股には牡丹の彫刻のほか皇室の菩提寺にある勅使門にふさわしい風格のある優美な門です

本坊

この季節でもこんなにカラフルでした

帰りは大門に向かう坂の参道を登ります

 

楊貴妃観音堂  大門を入って左手奥の堂内、六波羅像の中央に安置される聖観音(楊柳観音)
南宋から請来した木像で、像容の美しさから玄宗皇帝が亡き楊貴妃の面影を写させて造像した
との伝承を生み、江戸時代初めごろから「楊貴妃観音」と呼ばれ信仰されています、多くの
女性から美人祈願の観音さまとして親しまれているそうです、もちろん私もお参りしました。

 

 

帰りは下りですから少し速足で泉涌寺道を行くと、散歩中の年配の男性に京都の町が眺められる
場所がありますと案内されたところには小さな祠があり、そのすぐ近くにこんなに開けた
場所がありました。

東山ですから、京都駅もそう遠くなく、左手奥に京都タワーも見えます

中央あたり山の奥にうっすら小さく三角に見える山が比叡山のようでした

足の運動のため毎日のように泉涌寺の坂道を歩いているそうで、同世代の方でした。
見える景色をいろいろ説明をしてくださり、帰りのバス通りまでの近道も教えてもらいました。

 

気が付いてみると今回の京都の旅で、予定を変えてどのバスに乗るかわからなかった時や、
乗り換えのバス停が全然違う所にあり、バス停にいた人に聞いてもわからなかった時に、
通りかかった年配の男性が声をかけてくれて全然違う場所にある停留所が見つかりました。

またバスの運転手さんに行く先のバス停のことを聞いた時も乗っていた年配の男性が近道を
教えてくださり早く着けました、そんなことも一人旅はよい思い出になり、ますます
京都好きになりました。

 

「泉涌寺」拝観で、今回の京都の旅は終わります。

長々とご覧いただきありがとうございました。

(2020年12月17日)

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臨済宗東福寺派大本山「東福寺」

東福寺は紅葉の名所ですが12月も半ばになっていたので、当然見ごろを過ぎていますから、
「散紅葉」でも楽しめたらと京都旅最終日は楽しみにしていた東福寺からにしました。

 

一番西にある臥雲橋から紅葉の庭と通天橋を眺めまたら赤い色が残っていました!

この日はかなり気温が下り寒い朝でした、ワクワクしながら日下門から境内に入ります
正面は本堂(仏殿兼法堂)

通天橋の奥が方丈です

人気の通天橋も人影は見当たりません、紅葉のピークには両側が真っ赤に染まります

この辺りはほとんどこんな光景、散紅葉で地面が見えないほどでした

 

通天橋からの眺めも残念でした、向こう側に見えるのがドキドキしながら通った地元の人たちも
利用する木造の臥雲橋です

でも冬の日差しに美しく映える木も残っていました

少しだけ通天橋の景色を楽しめました、紅葉シーズンが過ぎていましたからいつもの喧騒とは
無縁で、紅葉以外の季節でもこんな静かな通天橋は初めてです

日差しがあるだけよかった

やっぱり通天橋には紅葉が似合います

この小さな門が月下門でしょうか

赤い愛染堂と赤いモミジ

通天橋から去りがたく独り占めの景色をしばらく楽しみました

紅葉のピーク時を見ていますが、この景色も見られる期間が短いでしょうし、何と言っても
独り占めの庭園ですからゆっくり楽しみました

青空のもと、真っ赤な木を見上げて、”残っていてくれてありがとう”という気持ちでした

禅宗寺院における僧侶の住居を指す「方丈」を見せていただきました

方丈庭園  枯山水庭園の南庭

西方に「五山」になぞられた築山を置きその苔地と砂門とを区切る斜線の表現も効果的です

南正面の向唐破風は「恩賜門」と呼ばれ、明治期唐門の代表なのだそうです

ひと時「八相の庭」南庭を楽しみました

日差しがうれしいこちらも独り占めの見物でした

東庭 雲模様地割に円柱の石で北斗星を構成し、「北斗の庭」と呼ばれる、後方には天の川を
表した生垣が配され、夜空が足元に広がるかのような小宇宙を作りだしているそうです

西庭 さつきの刈込と砂地とを葛石で方形に区切り、大きく市松模様に図案化し、井の字に
等分した「井田市松」と呼ばれる庭です

北庭 苔の緑との市松模様、(この日は霜が降りて苔が見えなくなっていましたが)サツキの
丸刈りとの調和、秋にはか背景の紅葉と通天モミジ(黄金色のモミジ)とが織りなす色彩感
あふれる空間となります

通天橋はどの角度から見ても印象に残ります

かなり寒い朝でしたから、日差しも美しさのひとつと感じました

日が当たる側の庭園の苔は緑です

本堂「仏殿兼法堂」   そろって覗いているのは子供たち、   内部には入れませんが
覗くとご本尊と供に、龍の天井画が見えます、こちらも残念なことに
公開期間が過ぎていました

境内の最も南にある「三門」禅寺の三門としては日本最古で最大、国宝に指定されています

二階建ての構造で、普段は拝観できませんが毎年3月14日~16日の「涅槃会」(ねはんえ)の
時などに公開されます

三門の北側に立つ、存在感たっぷりな東福寺の「本堂」 ご本尊は釈迦如来坐像です。

1881年(明治14年)に仏殿と法堂が焼失した後1934年(昭和9年)に仏殿兼法堂として
再建された重層入母屋造の建物。
高さ25,5m、間口41,4mという大堂で、昭和の木造建築中最大だそうです。

 

3月14,15,16日の涅槃会には「大涅槃図」が御開帳されますが、京都三大涅槃図の一つ
「大涅槃図」は現在修復作業中で完了までに数年を要するそうです。
こちらも拝観させていただいたことがあり、印象に残る涅槃図でした、修復が完成したら
是非見せていただきたいと思いました。

 

久しぶりの東福寺拝観の喜びの余韻とともに今回の京都旅行最終目的地に向かいました。

 

(12月17日)