「入谷鬼子母神」真源寺の境内も多くの人で賑わってました
江戸三大鬼子母神のひとつ、江戸時代に流行した狂歌(洒落や風刺を効かせたユニークな
短歌)に登場する「恐れ入谷の鬼子母神」でも有名です、「恐れ入りました」という意味で使われた洒落言葉であります。
創建は今から約350年前、ご本尊は一寸八分(約5,5㎝)の小さな木造の「鬼子母神」です
実は鬼子母神は女性の凶暴な鬼であり人間の子を食べ恐れられていました。
これを見かねた釈迦により自らの子を隠されて、子を失う悲しみを知り改心し仏法の守護神になりました。
このことから「鬼子母神」の「鬼」の字は一画目の点がない字を用いる場合があります。
改心した結果、角が外れたことに因むそうです。
境内にも鉢植えが並んでいます。
朝顔が日本に伝わったのは奈良時代、薬草として入ってきて長らく栽培されていましたが、
徐々に花の美しさが評価されて、伝来から千年後の江戸時代中期以降に観賞用として朝顔
ブームになり品種改良をして花の色も多種多様になっていきました。
各地で品評会が開かれるほどの人気となっていましたが、中でも入谷に住んでいた植木師
「成田屋留次郎」の朝顔が有名になり、葛飾北斎、歌川広重など多くの浮世絵にも入谷の
朝顔が登場するまでになりました。
そして今では下町の風物詩として定着したそうです。
境内には福禄寿の小さなお堂もあります
朝顔グッズ売り場や、お札売り場にも朝顔がいっぱいでした
昔の朝顔と違いますね、奥の茶系統は人気の団十郎という名前です
鉢植えは行灯づくりと聞いたことがあります、花は一色のみを好む人もいるようです
残念ながらこちらの花の名前は聞き忘れました、葉は朝顔のようではないですね
言問い通り沿いに並ぶお店の人たちの服装もまちまち、素敵でした
朝顔市でいつも友人に一鉢送るのですが、翌日届いたらすぐに大きな鉢に植え換えた
そうで夏中楽しめると喜ばれました
朝7時前に入谷駅についてましたが、もう朝顔の鉢を持って帰る人にも会いました、
朝顔まつりはさすがに朝が早いです。
ただ早朝とはいえ人出も多く暑さで疲れました。
昔は入谷の「朝顔市」と言われていましたが、「今は朝顔まつり」ですね。
(7月6日)
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