【添乗員同行】青森ねぶたと東北の遺構を訪ねる旅2024

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よみがえる「正倉院宝物」

六本木のサントリー美術館で開催中の展覧会を見に出かけました

 

「1300年の技が今ここに、よみがえる」正倉院宝物の再現模造にみる
天平の技、正倉院宝物とは、奈良東大寺の正倉に伝えられた約9千件に
及ぶ品々です。

多くが奈良時代の作で、西域や唐代の作で、西域や唐代の中国のから
もたらされた国際色豊かな品々も含まれます。

模造 螺鈿紫檀五絃琵琶 一面

正倉院宝物の模造製作は、明治時代に奈良で開催された博覧会を期に
始まりました

宝物の修理も手がけた名工たちによる模造製作はその後材料や技法、
構造の忠実は再現を目指すことになります

 

平成最後の年に8年がかりで完成した「模造 螺鈿紫檀五絃琵琶」
主材は稀少材の紫檀です、乾燥による歪みが生じないように養生期間を
設けながら段階的に加工するそうです、装飾には夜光貝による螺鈿や、
現在では輸入している玳瑁が用いられています

 

様々な素材や技法が複合的に用いられているため、
多くの作り手が連携する必要があり、完成までに
8年もの年月を費やしました

模造 酔胡王面

大仏開眼会の際に演じられた伎楽の面や衣装などの
模造も展示されていました

模造 黄銅合子 一合

およそ1300年の時を経て、正倉院宝物の製作当初の
鮮やかな姿が現代の名工たちの技によってよみがえりました

模造 七条織成樹皮色袈裟 一領 株式会社龍村美術織物

模造 螺鈿箱 一合

 

再現模造の逸品を一堂に集めて公開するのはおよそ20年ぶりだそうです

人間国宝ら伝統技術保持者の熟練の技に触れる展覧会です。

明治・大正・昭和・平成と続き今日にいたる再現模造事業では、継承さ
れた伝統に加え、CTスキャンなどの最新の技術が融合することにより、
内部構造までも再現した逸品が次々と製作されています。

毎年奈良博物館で11月に紹介される正倉院宝物、何回か列に並んで
見たこともありました、いつも大変が行列ができていました。

今回サントリー美術館でゆっくり鑑賞出来ました。

 

(3月7日)

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