「高野山」 その2

奥の院を後にしてお寺さんが並ぶ町を散策しながら地図を片手に歩き、高野山の中心地に入りました。

 

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四国八十八カ所を巡り、結願成就した人たちが高野山に詣でると聞きます

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金剛峰寺にお参りです、正門は建物の中で一番古く1593年創建

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弘法大師により名づけられた高野山の総称でしたが、現在は高野山弘法大師御廟を信仰の中心として
結成された高野山真言宗3600ヵ寺の総本山の名称として知られています、ご本尊弘法大師像は、
16年ぶりのご開帳です。

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主殿に足を踏み入れると華麗な襖絵の数々は狩野派を代表する絵師らの筆になるもの

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梅や柳、つるなどが生き生きと描かれていました

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「柳の間」は秀吉の甥・豊臣秀次が切腹した部屋で「秀次自刃の間」と呼ばれているそうです

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美しい襖絵の部屋を見て周りました、新緑の庭にも心和みます

 

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広間で講和が終わったところでちょっと残念!

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受戒

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阿弥陀聖衆来迎図

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日本最大級の石庭「幡龍庭」は雲海の中で雌雄一対の龍が奥殿を守っているように表現されている

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外の喧騒をひと時忘れるような静寂に包まれた石庭でした

 

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東塔

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三昧堂

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不動堂   住宅風の仏堂は国宝です

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大戒堂

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愛染堂

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鐘楼

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根本大塔  壇上伽藍の搭は昭和12年に再建されたもの

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朱塗りの大塔の内陣に胎蔵大日如来をご本尊として金剛界四仏が安置され、16本の柱と壁に
極彩色で描かれた緒尊とともに曼荼羅世界を表わしていました

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金堂の横は集合写真スポットです

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三鈷の松 高野山開創の起源を語り継ぐ松です、唐に留学していた空海が「伽藍建立にふさわしい地を
示したまえ」と願って投げた仏具の三鈷杵(さんこしょう)が、はるか海を越えてこの松に掛かりました。

帰国した空海は地主神に導かれて三鈷杵を発見し、高野山を修験道場に定めたのです。

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空海の御影(肖像画)を本尊とする御影堂

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逆指しの藤  平安時代に活躍した高僧に祈親上人という方がいらっしやいました、
西暦1016年に上人は高野山に上られますが、当時の高野山は荒廃し、無残な
世界が広がっていました。
悲しんだ上人は高野山の再興を誓い、「願掛け」として藤を地面に逆さに植えたのです、
不思議なことにこの藤は芽生え始め、それと共に高野山の再興の兆しが見え始めたと
いうことです。
祈親上人は高野山再興の功労者であり、弘法大師の生まれ変わりとして多くの
人々から慕われました。

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金堂  819年に弘法大師が創建されましたが幾度も消失し、現在のお堂は7度目で昭和7年(1932)に
再建されたものです、ご本尊の薬師如来は初公開です

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高野山開創1200年を記念して172年ぶりに再建されたばかりの中門

高野山を開いた弘法大師空海は、唐の都・長安に渡り、真言密教の教えを受けました。
わずか2年でそのすべてを受け継ぎ、密教の宇宙観を表わす両界曼荼羅や法具、経典などを持ち帰国。
弘仁7(816)年に国家の鎮護を祈り、僧侶を育成するために、標高およそ900mの高野山の地に、
修禅の道場を開きました。

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高さ25,1mの大門は一山の総門にふさわしく威風堂々とした門構えです

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金剛力士像は江戸時代の仏師康意作 阿形像

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運長作 吽形像

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高野山は平成16年(2004)に「紀伊山地霊場と参詣道」として世界遺産に登録されました。

 

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この大門に映える夕日が美しいと聞いていたので見たいと思いましたが、奥の院から大門まで全工程を
徒歩で周り、かなり疲れて日が沈むころまで待てなかったのも少し心残りでした。

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大門前よりバスで高野山駅に向かいましたが途中の女人堂前で下車しなかったのもちょっと残念!

高野山には七口といわれるように七つの入り口があり、明治5年に女人禁制が解かれるまで、
高野山内に入れない女性のために参籠所が設けられていました。

現在ではその中でも一番大きかった不動坂口の女人堂が唯一残っています。
高野山の町に入る門のすぐ前でした、バスの中から見えましたが古い建物のようでした。
弘法大師が密教の教義を立体化するべく形成した壮大な仏都、高野山。
東西約6km、南北約3kmの盆地全体に密教大伽藍が広がっていました。

 

高野山は平成27年に開創1200年を迎え4月2日から5月21日までの50日間、
記念大法会が執り行われました。

(5月15日撮影)

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