【添乗員同行】青森ねぶたと東北の遺構を訪ねる旅2024

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奈良博物館 「正倉院展」

奈良で楽しみだった「正倉院展」、以前3回ほど見たことがありますが、久しぶりの奈良博物館です。
9時開始でしたが8時15分に着いたときにはこんな光景になっていました、この列はチケットを持った
人の列で、入手してなかったことを後悔しました。

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当日券を買う人の列は別です、チケットの販売は8時半でした、どんどん列が長くなるのを見ながら
別のところに並んでいました。

 

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古都奈良の秋の風物詩となりつつある「正倉院展」は、今年で68回目です。
東大寺の近くのある「正倉院」では奈良時代(8世紀)の聖武天皇ゆかりの
品など約9000件の宝物が守り伝えられてきました。
今回の展示物を少し紹介します。

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「板締め染の屏風」木下で岩に乗り振り返っている尾長鳥が表わされています
これは2枚の板に図柄を彫り、布地を挟んで染料を注ぎ染めたもの、同様に
染めたもう一枚の布地を裏返して、2扇で対象のデザインになっています。
聖武天皇が身近に飾っていたものと思われます。
2扇とも縦148.7cm、横53.7cm

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「大幡残欠」 大型の染色幡(部分)
聖武天皇が亡くなった翌年の757年、東大寺で営まれた一周忌斎会で懸吊された大幡です、
全長13~15m、大仏の高さと同じぐらいと推測され、多数の幡が華やかに飾ったと考えられる。

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「銀平脱龍船墨斗」 象嵌装飾の墨壺 墨壺は木材に直線を引くのに用いる道具です。
この宝物は龍の頭部がついた船に似るため名がつきました、木製で豪華な装飾が施され、
建築の儀式で使われたと思われます。

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「献物箱」 仏・菩薩への献納品を納めて仏前に進めるのに使用したと考えられる箱を「献物箱」という
本品はクスノキ材製で蓋の側面が身の側面と同一となる印籠蓋造の箱。

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「粉地金銀絵八角長几」(ふんじきんぎんえのはっかくちょうき) 献物用の台、仏・菩薩捧げる献物を
載せた木製の台、花をイメージした長八陵形の台、天板に華足と呼ばれる植物をかたどった足を取り
付けている、天板の上面は縁を白く塗り中央は緑青を重ねて淡緑色としている、美しい小型の台でした。

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「漆胡瓶」(しっこへい)今回の正倉院展でいちばん話題の宝物、ペルシャ風水差しです。
丸く張った胴部に鳥の頭と思われる注口をのせすそ広がりの台脚と湾曲する把手を据えた水瓶
テープ状にした木の薄板を巻き上げる巻胎技法によって素地を形成し全体に黒漆を塗ります。

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黒漆塗りに透かした銀板を張る技法で山岳や鹿、オシドリや草花を表わしている文様は、中国・唐で
製作されたとみられ、シルクロードの東西交流を物語る名品としてよく知られています。
(18年ぶりの展示です)

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もう1点印象に残った宝物は「牙の櫛」 高価な板状の象牙を使った櫛ですが、長さ10cmに124本の
細かい歯を作る高い技術が用いられ、中国からの輸入品と考えられます。(三点展示)
どんな貴婦人が髪を梳いたのでしょうか、などと想像してしまいました。

 

 

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博物館の庭に面した休憩所でお抹茶が頂けました

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奈良時代の文化と暮らしを伝える幅広い宝物を見物し、少し興奮気味の気持ちが落ち着きました。

 

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外に出るとまだ長い列ができていました。

 

 

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奈良公園ではおなじみの鹿にも出会いました

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外国からの客さんも多く見かけました

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修学旅行で奈良を訪れたことも思い出します。  後方の鳥居は春日大社の一の鳥居でしょうか。

 

奈良公園はもう少し散策したかったです。

 

 

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