【添乗員同行】青森ねぶたと東北の遺構を訪ねる旅2024

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浮間公園の桜草

北区の浮間と板橋区舟渡の境目辺りの都立「浮間公園」に桜草を見に出かけました、最寄り駅の
埼京線「浮間舟渡」は初めての下車駅でした。

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公園は駅の近くで、朝9時過ぎ迷うことなく入り口に到着

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風車の見える大きな池がある公園でした

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里桜が満開

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花びらがぎっしりの美しい桜です

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ぽってりした様子がなんともかわいく、ここでも青空に美しく映えていました

 

桜草が咲いているのは少し奥まったところでした。

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かつて赤羽から浮間橋を渡った辺り一帯は浮間ヶ原と呼ばれ、桜草の群生地として知られていました。
その後荒川の改修による環境の変化で桜草は激減しましたが、浮間ヶ原保存会が保護・育成につとめ
4月中旬から下旬にかけて一般公開されています。 そんな記事を見て出かけてみたのです。

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こんなにたくさんの桜草を見るのは初めてで、そのかわいさにわくわくしました

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桜草はプリムラの仲間、プリムラは主に北半球の温帯・寒帯や高地に約200種もあるそうです

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日本には14種が自生しています、その代表種が桜草と書かれてありました

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鉢植えのいろいろな種類が展示されています

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見たこともないような桜草にびっくり

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どの鉢もかわいい花ばかりです

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葉は同じようですが、花は色も形も違います

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それぞれの鉢に名前が付いていました

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どのように名前がつけられたのでしょうか、聞きそびれました

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かつては荒川沿岸に大群落を作った桜草も現在はさいたま市の田島ヶ原に
昔の面影をとどめるだけとなってしまったそうです
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浮間ヶ原の桜草が全国的に有名になったのは、江戸幕府の初期のころです、
徳川家康が江戸に居城を構えてから、しばしば浮間ヶ原に鷹狩りに出ました

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その折、名も知れぬ雑草の中にひっそり咲いている桜草の可憐さに心惹かれ
持ち帰って観賞したのが始まりであるといわれています、その後各大名や
旗本が競って栽培を始め、やがて町民の間に広まりました

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当時の桜草愛好家たちは、自然突然変異による花変わりのものを自生地から
採取したり、交配によって新種を作り出すことにも意欲的に取り組みました、
そして文化から天保時代にかけて桜草コンクールも盛んに開かれ、栽培桜草の
全盛時代が築き上げられたのです

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その当時の浮間ヶ原は桜草が群落を作り、4月ともなればいっせいに花が咲きそろい、
一日の清遊を求める花見客が荒川をさかのぼり、茶店も立ち並んで、桜の名所飛鳥山と
ともに、大いに賑わったものと言われます。

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この情景は昭和初期まで続きましたが、荒川の改修、築堤工事により荒川の本流が大きく変えられ、
そのために桜草の育成に必要な荒川の氾濫はなくなってしまいました。

昭和37年に地元の人々によって保存会が結成され、心をこめた栽培作業によって桜草が辺り一面に
広がる浮間ヶ原の面影がよみがえってきました。

*先が薄黄色なっている植物は「のうるし」(野漆)と教えてもらったので調べてみました。
河川敷や湿地に生育する多年草、茎葉に傷をつけるとうるしに似た白乳が出ることから
名付けられたようです、有毒植物のひとつと分かりました。

 

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桜草園お隣の氷川神社で苗木の即売もされていました

 

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大きく蛇行していた荒川が直線化さた際の名残として浮間ヶ池が残ったようです

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水生植物も育てられています

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公園の一番奥から先は荒川土手でした、階段を上がると

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広い公園、そして荒川の向こう側は埼玉県です

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東北、上越新幹線が通過しました

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もう一度浮間公園に戻り反対側に回ります、心地よい木立の道は散歩する人の姿も見られます

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浮間ヶ池では多くの太公望たちが釣り糸を垂れています

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こちら側にも美しい桜が満開でした

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風車のところに出ました、なぜここに風車、と思いましたが、なんとなく浮間ヶ池の畔に不自然でもなく
通りかかると子供たちがのびのびと遊ぶ姿が見られました。

 

桜草と里桜そして真っ青な空と心地よい風を心から楽しめた春のひと時でした。

 

 

コメント

  1. 雲母舟 より:

    しなこじさん

    こんばんは!
    こちらの公園は前から気になっていました。
    里桜がとてもきれいですね。
    風車もあるなんて!
    私も行ってみたくなりました。

  2. shinakoji より:

    雲母舟さん
    こんにちは
    浮間舟渡という駅名も知りませんでした、それで情報を知ったときに
    どうやって行くのか調べました、東京もまだまだ知らないところが
    多く、思いがけず里桜の満開も見られてよい散策になりました。
    今年は桜を満喫できた春になりました。
    いよいよ写真展が始まりますね、楽しみにしています。

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