イタリア半島の先端、長靴のかかと部分に細長く広がるプーリア州。
アドリア海とイオニア海に囲まれた、山が少なく平坦な地形です。 イタリアでも最も農業が盛んな
州として知られ、オリーブ、パスタ用の小麦の生産と共にワイン用のぶどう、アーモンド、一般野菜
などの生産は抜きん出ているようです。
マーニャ・グレーチャ(大ギリシャ)の中心地であった町、ギリシャ人たちが住んだ町はすでに地下に
埋没しているが、大量の遺品が出土し、はるかいにしえの繁栄を偲ばせる。
旧市街はすっかり荒廃が進み、旅人を寄せ付けぬ威圧感さえあると、観光案内の本に書かれてました。
この夜は始めて雨が降りましたが、この町の散策予定はなく、駅至近で拠点にしたので2泊しました。
こちらでは朝食は自分で用意します、このときは終わった後でパンやビスケットはなくなっていました。
冷蔵庫には水や牛乳などありました。
夜にお掃除と朝食の用意のため係りの人が来ましたがオーナーさんは最初の手続きの時に会った
だけでした
キッチンにはこんなテーブルが5,6卓あります、他にお客さんもいらしたようですがほとんど顔を
合わせることもありません
どちらのB&Bでも共通しているのは、外の門からドアーなど4種類ぐらいの鍵を渡されることです
私はシングル部屋、足の側にテレビ、テーブル、洋服入れ、エアコンなどが
ありますが、シンプルな部屋です
時計の向こうの壁に時計の写真、そして美味しいからと教えてもらった
お店は「時計」という名前でした、偶然でしょうか聞きそびれました。
その時計というお店は20時からの開店で、別に食材が買えるすぐ近くの
お店を教えてくれました。
夕方外に出ても”夜は注意”と言われていたこともあり、マーケットだけにしました。
ところがこのマーケットでその場でカットしてくれる美味しい生ハムを見つけて、
パンを選んでサンドウイッチを頼むと、”ハムは3枚?5枚挟むの?”と聞かれて
小型のパンだったので3枚づつ頼みました。
ここの生ハムが美味しかったのです、そしていつものようにオリーブやワインと
マリネなども買い部屋でのんびり過ごしました。
ターラント駅
明け方に雨が降っているようでしたが、出かける頃には青空になりました
線路脇の草花はよく見かけます
始発駅のターラントから約1時間でブリンディシに到着
短時間の滞在で、この駅のことはあまり覚えてなくて、写真を見て思い出しました
ドゥオーモ広場に出ました、ここは考古学博物館とドゥオーモが並ぶ町の中心地だそうです
さらに細い道を下ると
海岸に出ました、こちらの港はローマから南東へ延びるアッピア街道の終点であり、
東地中海への玄関口なのです
向かいに水兵の記念碑がありました
ブリンディシ湾の海岸通りには歴史ある建物が並び散歩道になっています
ただ残念なことにこの少し左先にあったアッピア旧街道の終点を示すシンボルの古代ローマの円柱を
見そびれました、少し先を急いでいたこともありますが、ちゃんと調べて行かなかったのがちょっと
悔やまれます
ブリンディシ駅に戻り、私が楽しみにしていたレッチェに向かいます。
イタリアの駅ホームはどこもこんな感じで低めです、列車に乗る時に数段上がることになります。
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