両国回向院  「地福寺」出開帳

あの大震災から3年・・・

東日本大震災で被災した宮城県気仙沼市「地福寺」のお地蔵さん(本尊延命地蔵菩薩坐像)に
回向院(えこういん)にお越しいただき、亡くなられた多くの方々のご供養と被災地の復興を祈ります。

「平成の出開帳」は昨年5月の信州善光寺の出開帳に続き、2回目になります。
「お地蔵さんとの結縁により復興の光」を届けたいという想いをこめて、”復”幸”支”縁”として収益を
すべて被災地支援に充てます。

 

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出開帳は、普段拝むことの出来ない寺院の本尊などにお越しいただき、一定期間参拝できるようにする
行事で、江戸時代は回向院で度々開催されていました。
安永7年(1778)の善光寺出開帳では60日間で1603万人の参詣があったと云われています。

今回お越しいただく地福寺は、宮城県気仙沼市波路上に位置し、東日本大震災で津波にのまれました。
(回向院パンフレットより)

 

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23日の午後2時から節語り説法ユニットのカッサパ(三迦葉)説法ライブが
始まるところで見せていただきました

 

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合言葉は「めげない、にげない、くじけない」

 

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国際的ジャズドラマーのパイソン片山(右)の実兄・片山秀光和尚(中央)率いる歌と語りの説法グループ
「KASSAPA」

 

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故郷の人々を励まし続け、被災された人々をいつくしみ一日も早い復興をとの
想いを世に発信してゆかなければと活動を再開したのだそうです

 

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禅の教えを元にした法話と音楽で、被災地の現実を語り歌う「語り部」として全国行脚を続けています

「地福寺」の片山ご住職は演奏やコーラスをバックに迫力ある声を聞かせてくれました、左側の男性は
津軽三味線の名手だそうで演奏も歌も素晴らしかったです。

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震災時に地福寺のご住職はすぐ近くにあった中学校に避難しましたが、寺は海岸から800mのところ
津波などでほぼ全壊、がれきだらけになった寺から地蔵尊を見つけ出し、大事に背負って市内の親戚
宅へ行ったそうです。
ライブの中で ”新聞には背負ってと書いてあったけど本当は抱いてです” と茶目っ気たっぷりに
話されていました。
ライブは演奏をバックに般若心経で始まり、会場の人たちの手拍子で和やかに終わりました。

今回出開帳を行うことになったのは、この地福寺のお地蔵さんです、津波でも頑張って生き抜いた
お地蔵さんは、ご住職の言われるようにイケメン、お地蔵さんの前には気仙沼の砂が敷かれてその
上からお参りさせていただきました。

 

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ちなみに「KASSAPA」とは釈迦の弟子となった三人の(迦葉)カッサパ兄弟の
ことだそうです。

 

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地福寺のお地蔵様にお参りをして、お前立ちの延命地蔵尊に触れることが出来て
「延命地蔵菩薩」結縁之証を頂きました

 

(こちらの軒に下がる大きなお数珠は、スワロフスキーで108つのお数珠からなり
たくさん下がっています、大きな一粒にはそれぞれ異なった仏様が彫られている
美しいものです)

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両国回向院の「地福寺」出開帳は本日11月24日まででした。

 

 

コメント

  1. 雲母舟 より:

    しなこじさん

    おはようございます。
    東日本大震災から3年。
    被災者のみなさんの悲しみは奥深いところで
    なかなか癒えるものではないですが、
    回向院さんをはじめ、大勢の方の祈りが
    被災地に届けられるといいですね。
    私も来年5月に5回目のチャリティー写真展、また頑張ります。

  2. shinakoji より:

    雲母舟さん
    こんばんわ  コメントありがとうございます。
    昨年気仙沼と石巻を訪ねて被災地の状況を目の当たりにして
    今でも思い出して心が痛みます。
    今回地福寺さんの無事だったお地蔵さんにお会いできて嬉しかったです。
    そしてご住職をはじめカッサパの皆さんの法話と音楽を聴くことができて
    雲母舟さんのおっしゃるように祈りが被災地の皆さんに届いたらと
    あらためて思いました。
    チャリティー写真展楽しみにしております。

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