紅葉が美しく色を添える山門を入ります
室町幕府の有力者であった細川勝元が1450年に創建した禅寺です
京都府右京区にある臨済宗妙心寺派の寺院
石段正面の建物は庫裡で、禅宗寺院建築の簡素にして重厚。特に木組みと白壁の調和が美しい
一面に白砂が敷き詰められた中に大小15の石が配置されている石庭 「虎の子渡しの庭」とも
呼ばれる方丈前庭園、作者や作庭年は不明ですが、禅の悟道を表す名庭として知られています
今では枯山水の庭園で世界的に知られていますが、ここまで有名になったきっかけは1975年に
エリザベス2世が龍安寺を公式訪問した際に石庭を称賛したのがきっかけだそうです。
こちらのつくばい(手水鉢)は水戸光圀が寄進したといわれます、水面に映す侘助(椿の花)
が趣を添えますが今回は見えませんでした
禅の格言である「吾、唯足るを知る」 満足する心を持つという言葉が刻まれています
禅の格言を謎解きに図案化された無言の悟道です
真っ赤な散りもみじと木に残るモミジが緑の間から見える美しい景色です
庫裡から方丈に続く廊下に漢学者の寺西乾山筆の屏風がありました
この時期ならではの庭園を散策しました
こちらのモミジは色とりどり
静かな庭園道です
透き通るような赤や黄色の葉が美しくて思わず ”きれい” といってしまいました
こちらでも紅葉を独り占めの感じでした
この広い庭園に寂しいくらい人の姿がありません
こちらの庭園散策でこんなに人に出会わないのは初めてでした
鏡容池を中心とした池泉回遊式庭園、かつてはオシドリが群れ遊んだことからオシドリの池と
呼ばれていたそうです、今は水面に龍安寺の山や木々を映しほっとするような景色です
静かな庭園の散策は心洗われる感じでした。
「大雲山 龍安寺」は世界文化遺産ですから見物の人も多いかもと少し気がかりでした、
これほど閑散としているとは思いませんでした。
こちらの前に金閣寺に立ち寄るか少し迷いましたが、この日最初の訪問を龍安寺にしまいた。
(12月16日)
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